放送大学の面接授業、小澤基弘(埼玉大学名誉教授)による「絵画表現の多様性と意味を探る2」の1日目が終わりました。
すごく面白い。
僕は過去に、大阪芸術大学の科目履修生や、旧:京都造形芸術大学の洋画コースの正課生で卒業しているので、
芸術系の座学はいっぱい受けたことがあります。
それらと比較しても、退屈さは少なく、座学というよりも実技芸術みたいな、ワクワクさや制作者・芸術家の秘密を漏れ聞く楽しさが溢れています。
先生が仰るには、連続二日はきついので,来年からは、
隔週の午前だけにしようかとお考えとのこと。
よかった。
ギリギリ間に合った訳ですね。笑
どうやら,関東圏以外から来ているのは僕ぐらいみたいで、
「神戸から来ました」と答えたら、「あっ。そうそう,わざわざ」と苦笑しておられました。
前のブログで書きましたよね。
その洋画コース時代に、僕は、50号や80号といったキャンバスで、
自由制作課題を与えられて、「はて?」と,困り果てておりました。
それまでのモチーフ指定ではなく、「何でもいいから描いて」になると、途端に筆が止まりました。
描きたいものが、特に無いんですよ。
もちろん、一番好きなのは人物や生き物の美しさだったんですが、
それってデッサンの延長線上で、かつ、もしリアルさをとことん追求して描くと,とんでもないことになるのは分かっていました。
ギリギリの3年の最短卒業をしたかった僕には,とてもとてもそんな気力も時間も、何よりも経済的余裕が持てなかったのです。
そんな時、小澤基弘先生のドローイングの本を読んで、
ずいぶん救われたし、自分は面を塗るよりも線を描くのが、形を追求するのが好きなんだ、と気づきました。
(そうか。
だから、今、能楽のシテをせでのクロッキーで描いたりするのが好きなんだ、と改めて気づかされます。
以下は,去年行ったガンダムの安彦良和展のもの。
思えば、マンガも線の芸術ですね。)
話が少し、横にズレますが、
もう完成するのが、かなり困難にかんして、モチベーションが低空飛行している、
永井荷風新人賞ですが、主人公たちが芸術談義をする、
ある種の芸術小説なんですね。
だから、今回の講義は、ビビットに内容を刺激してきて、ドンピシャだったんです。
ですから、受講できたこと、かつ、この時期だったことに、
スピリチュアル的な偶然やら運命をすごく感じるんです。
問題は後回しにして、もっと後の文学賞にしても全然いいこと、です。
でもね、9.10月〆切の、文學界新人賞や、群像新人賞に、鞍替えしても、
きっとまたギリギリまで、筆を取らずに、また時間に追われるのが見えています。
ここで、その逃げる恐怖心に勝たないといけません。
もと原稿は100枚あるし、設定も流用できるのですから。
もし大幅に変えたくて,というなら,それで書き進めればいいだけ。
