6/14(土)の朝日カルチャーセンター新宿「現代詩実作」(荒川洋治さん講師)へ申し込む | 読書と、現代詩・小説創作、猫を愛する人たちへ送る。(32分の1の毎日の努力を綴る)

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文学創作と大学通信等を書いています。【やりたい夢(小説家)がある1/2→夢を叶える努力をする1/4→完成作を応募(挑戦)する1/8→落選する1/16→落選しても諦めず・また努力・挑戦する1/32】(=日々、この1/32の努力を綴るブログです。笑)

先ほど、6/14(土)の朝日カルチャーセンター新宿「現代詩実作」(荒川洋治さん講師)へ、とうとう申し込みました。

 

なんで、そんなに大袈裟な言い方をするかというと、僕は谷川俊太郎さんを除いて、現代詩の凄さを初めて感じたのは、荒川洋治さんだったからです。

 

 

十代の高校生の頃、『日本の詩歌 27巻 現代詩集』を中公文庫で知ってから、読んで好きになった詩人は多くいました。

大学の卒論に選んだ黒田三郎さんや、教科書にあった? 吉野弘さんを初め、好きな詩人は、荒川洋治さん以外にたくさんいます。

 

でも、20代初めの詩を研究していた頃の、僕が訳がわからないけど、凄いと感じたのは、荒川洋治さんだけでした。

吉本隆明さんが、「荒川洋治以後・以前」と語られる、と評したように、僕は今の、『現代詩手帖』的な象徴詩、暗号的にも感じる修辞技巧派の頂点は、荒川洋治さんだ、と固く信じています。

 

朔太郎→西脇順三郎→現代詩・象徴詩(荒川洋治)

 

この図式が一番シンプルな、近代詩からの文学史だと考えています。

しかも、H氏賞を受賞した、『水駅』など初期・荒川洋治作品は、言語修辞だけでなく、隠れた抒情性が濃厚にあって、

現在の、現代詩手帖賞の受賞作の多くが、言語修辞に傾きすぎて、暗号化してしまっている現状とは違う、と判断しています。

 

 

 

今、僕が何よりも幸せに感じているし、誇りに思うのは、この『水駅』の一連の詩の着想や構造が手に取るようにわかることです。

(もちろん、勝手な妄想です。笑。でも、嘗ては妄想すら抱けなくて、ただ感嘆し、憧れるのみでした)

 

一度だけ、兵庫県で、荒川洋治さんの講演を、20年以上前に、直接、聞いたことがあります。

でも、その頃、僕は小説系すら書けなくて、まして、自分が詩人の端くれになり、詩集も出す未来なんて、想像の埒外でした。

 

福井県の、蟹と水仙の文学コンクールに僕が一度も入選すらしないのに、近年(もう5回も)、そこへ応募詩作品を出し続けているのは、

最終選考が荒川洋治さんだからです。

(うん、こう書いていると、今年も応募しよう、出そうと思います。笑)

 

で、話を朝日カルに戻しますが、この6/14(土)に行くために、放送大学の6/14・15のスクーリングへ申し込みました。

一応、講義終了後にすっ飛んで行くと、新宿教室に間に合う、文京区学習センターのものを選びました。笑

最悪、その日の最終講義を早退してでも行くつもりでしたが、どうやら上手く提出時間に間に合いそうなんです。

(そのかわり、宿泊する千葉のセミナーハウスには、朝日カル教室が終わってからだと、門限20時を越すのですが、なんとかなるそうなので。不安ですが)

 

荒川洋治さんは、もう一つNHK文化センターにも教室をお持ちなんですが、こちらは開始時間が早いのと、上手く放送大学のスクーリングがないので、断念しています。

 

1回、教室を受講したから、僕の現代詩創作のスキルが上達することはありませんので、あくまで記念受講なんです。

でも、それを「いつか叶えたい夢」としていたのを、妨害するのが、時間と距離とお金でしたので、それを一度にクリアできる妙案となりました。

 

もちろん、最初から、単独で朝日カルチャーセンターかNHK文化センターを受講すればいいだけの話なんですが、

交通費の往復3万円弱を出す勇気が、小市民の僕には、ずっとなかったんですね。

自作を読んで、講評されることが怖かったのも、きっとあったんでしょうね。

 

それは、褒めてほしいんじゃなく、アドバイスを貰う資格・レベルを得てから、見せたかったのでしょうね。

一番、自作を読んでほしい方(二番目がマーサ・ナカムラさんでした。こちらは叶いました)へ見せてもいいレベルを上げるのは、キリがないので、

洋治さんがお元気で教室が開催されているうちに、一度だけ夢を叶えることにしました。