昨日の夕方、郵便受けを見ると、見慣れぬものが。
あれれっ。
これって、ちゅうでん児童文学賞のチラシじゃんか。
どうして?
このブログでも書いたように、当初、3月はじめまでは落選作の改稿で「ちゅうでん児童文学賞」(-210枚まで)へは出そうかと思っていました。
けど、いやいや未練だから、やめようと決意したばかりでした。
ですから、なんとまあ、凄いタイミングで来たなあ、と思いました。
ふと自分の応募歴を調べてみると、もう何回も応募しているものだと思ってたら、’19年の、たった1回限りだったことが判明。
びっくりでした。
毎年出そう、出そうと思っていたから、勘違いして出したつもりだったんですね。
こんなものも同封されてました。
知り合いで、2年前だかに最終候補まで行かれた方がいたので、興味深く読みました。
ちなみに、同じ長編の児童文学賞で、先日3/31、ギリギリ消印有効で出した、講談社児童文学新人賞300枚は、今回のもので通算5回応募です。
去年、8月に応募した、日本児童文学者協会の長編児童文学賞225枚は、それが初めての1回目。
同じく、去年、10月に応募の小川未明文学賞は120枚は、短編30枚の時も含めて通算4回。
同、9月に応募の、福島正実記念SF童話賞60枚は、通算5回。
一応、たぶん、児童文学で一番権威があって有名なのは、講談社児童文学新人賞です。
基本、単行本化されるし、そこからプロ作家になった人は無数にいますから。
なんせ、天下の講談社で、作品さえ書けば、大事にしてくれるそうで。
書かないと、放置、との噂があります。
真偽のほとはわかりませんが。
他の賞も正賞を取れば、単行本化はされますが、講談社は、大賞じゃなくても、内容がよければ単行本になるのもさすがですね。
やはり、児童文学を志す者は、一度は受賞したい憧れの賞だったわけです。
ちゅうでん児童文学賞も、僕の大好きな作家、小森香折さんが受賞しているし、その受賞作『ニコルの塔』の世界観がとても好きだったので、
いつも応募しようと考えていたんです。
でも、210枚は、僕のあれこれ詰め込み型ファンタジーを描くには、少し枚数が少なくて難しかったんですよ。
講談社の300枚は適正だったと感じてました。
僕が児童文学で、どうしても異世界ファンタジーを書きたくなるのは、たぶん、この『ニコルの塔』の影響も一部あると思います。
面白いです。ぜひ、お読みください。
さてさて、まさか、’19年一度きりだったとは、予想外でした。
毎年、公立の図書館で、今回送付のものと同じチラシを手に入れていたんですが、
確か、送付はされて来なかったはずで、記憶にありません。
こうやって、わざわざ送付してくれたのは、財団主催の25周年だったからなのでしょうね。
うーん、1回限りの応募の、しかも5年も前の、1次選考も通らなかったズブの素人落選者へ、わざわざ送付してくれたのは、ありがたかったです。
これも、縁なのかな……。
今は、長編児童文学そのものへの、自分の適性をすごく疑っているのですがねえ。
落選作の改稿で、新たな視点が見えれば、ささっと出来そうにも思うんですが……。
未練だなあ、と思いつつ、迷ってしまいます。
8月締め切りなので、長編児童文学賞の講評が載る5/9刊行の『日本児童文学 5・6月号』を読んでから再考することにします。
今、頭の中は、「清流の国ぎふ」のショートショートのことで、いっぱいいっぱいです。
3枚のショートショートなので、書くだけなら、半日もあれば書けます。
でも、ただ単に出すよりは。星新一解析の成果を生かして見たいんですよね。
そうしたら、ショートショート以外の長い小説にも役立つと思うので。
このショートショートについて思うことは、また日を改めて書きます。