彫刻家の舟越桂さんがお亡くなりになった。
72歳だから、今の日本では、まだまだ生きられるご年齢だった。
お父様の舟越保武さんが同じ彫刻家でも、90歳までご長寿でしたから、勝手に長生きするものだと思っていました。
謹んで、ご冥福をお祈りします。
僕は、一時期、美術関係のことばかりやっていました。
大学通信許いくの勉強や、学ビストになってしまった、一番大きなきっかけは、
旧の京都造形芸術大学(現:京都芸術大学)の洋画コースを’03年に卒業したことや、そこでの美術科の教員免許をとるための諸々の活動にありますから。
思えば、ほんと長く、美術関係の、絵を描くことを絵本やアートアニメーションまで含めると、’90年から20年近くはやっていたんですよね。
今の文学歴よりも長い。笑
その洋画コースの、卒業制作100号の大きな、壁画のような絵も、結局、ダンボールで自作した立体を、石で再現する油彩画にしました。
その後の、彫塑での石膏像作りまで、大好きな舟越桂さんの作品を明らかに意識したものでしたから。
木彫、彫塑の石膏像作り、油彩、パステル、デッサン、水彩、絵本、アート・アニメーション。
僕の中で、いつでも呼び寄せられる感覚たち。
一度、乗った自転車にいつでも乗れるように染み付いている。
きっと……この美術関係の、感覚を生かしたものを、生きてれば……どこかで顕現するんだろうな、という予感だけはあります。
今の文学活動が一区切りしないと、そんなことは起こらないので、バカみたいな話ですが。
不器用だからこそ、上手くなりたい、学びたい、解き明かしたい、の塊なんだ、と思います。
ああ、詩の教室について、書こうと思ってたのに。
もうスペースがない。
それは、また次の機会に。