本・マンガの紹介です。「ふつつかな悪女でございますが」と「怪人開発部の黒井津さん」 | 読書と、現代詩・小説創作、物語と猫を愛する人たちへ送る部屋

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小説や詩の創作、猫また大学通信を書いています。Twitterは、atlan(筆名:竹之内稔)@atlan83837218 放送大学在学中。「第8回新しい詩の声」優秀賞を受賞。
 京都芸術大学の通信洋画&文芸コース卒業/慶應義塾大学通信卒業/東洋大通信卒業/放送大大学院の修士全科生修了。

まず、マンガの紹介です。

 

 

 

 

 

 

 

『怪人開発部の黒井津さん 』は7月に地上波テレビ放映が始まったばかりのアニメの原作です。

いや、これが面白い。

確かに特撮ヒーローに倒される怪人たちは、本当は(笑)着ぐるみではなく、バイオ科学と機械工学の科学技術の結晶なわけで、

その影には、開発する科学者の研究と、悪の組織の予算があってのものですよね。

そのドタバタを、悪の組織側に立って、おこうなうギャグ系脱力マンガです。

 

昔、『県立地球防衛軍』ってマンガがあって、好きでしたが、そんノリで、でも、もっとお仕事系の悩みを反映させたり、

コンプライアンスや、働き方改革が反映された今風の社会風刺要素もあって、

「受け」ます。

1-3巻と最新の6巻をまとめ買いしてしまいました。

巻を追うごとに、増えてくるキャラクターと厚みを増す世界観は、「うる星やつら」の高橋留美子方式ですね。

6巻は、読むのが惜しくて、しばらく放置です。

 

 

次は、『ふつつかな悪女ではございますが』。

これは、Amazonのkindle unlimitedで無料で1巻を読んでハマってしまい、

全5巻を買ってしまいました。

これ、流行りの悪女もので、

 

 

 

 

 

 

舞台は中国風の後宮マンガなんですが、体の弱い主人公の皇太子妃候補が体を悪女に入れ替わられてしまい、という、

どこかでありがちな設定なんですが、その悪女との単なるバトルものではない主人公のバイテリティと逆境を楽しむ行動力に、目を離せません。

いや、痛快で勝つ、ホロリと感動させる作品で、生きててよかった、と思える少女マンガです。

 

こんな風に、創作の苦しみから逃げていては、ダメですね。