昨日、定例の詩のオンライン教室を受講しました。
提出した作品に、小池昌代先生から、さまざまなアドバイスを講評していただきました。
小池先生のアドバイスは個々の詩の出来不出来よりも、
この1行が「どうやって、できたのですか」と先生が受講生へサジェスッションする形式です。
前者の個々の詩の行や表現の可否だと、本人しか参考にならないのですが、
他者の作品でも、その作者の思わぬ一言が無関係な他の受講生にも大きくヒントになる形なんですね。
そこが、他の詩の教室にない形なので、だから、とても刺激的なんだ、と理解できました。
僕も、自作の、個々の表現について、どうして「アルファベットにしたのですか」と訊かれて、ハッとしました。
「前回の詩の(超越的な)神様のような、ここにいない人物の、(一見、理解できない存在からの)セリフに、どうしてもしたくなったのかもしれません」
と、
言語化して、初めて自分でも了解できる気づきがありました。
(自覚できると、自分の技にできますよね。)
他に、「いつも詰め込みで、窮屈そうに見えるのは、竹之内さんの資質的に、もっと長編な作品を、小説でも書かれたら、いいですね」とおっしゃられました。
自分は、小説を書いていることと、「アニメーションを作っていたので、勝手に人物が増えます」と申告しました。
これもまた、改めて、自分の特質の原因を改めて強く意識できました。
あと、色々とお教えいただいたのですが、まだ消化しきれていません。
この講座は、残り、二回です。
また、やっと『現代詩手帖』六月号を手に入れて、ちょうど、小池昌代さんの小説と詩に関する論考を読んでいます。