今日から新しい職場へ | 読書と、現代詩・小説創作、猫を愛する人たちへ送る。(32分の1の毎日の努力を綴る)

読書と、現代詩・小説創作、猫を愛する人たちへ送る。(32分の1の毎日の努力を綴る)

文学創作と大学通信等を書いています。【やりたい夢(小説家)がある1/2→夢を叶える努力をする1/4→完成作を応募(挑戦)する1/8→落選する1/16→落選しても諦めず・また努力・挑戦する1/32】(=日々、この1/32の努力を綴るブログです。笑)

今日から新しい職場へ。

そこは、同じ路線で降りて乗り継がなくていい。乗る方向は大阪方面で、前より近い駅で降りるから、ややこしい。

前の職場にも、週二回行くから、ぼーっとしてると乗り越してしまいそうだ。

さすがに今日のように、緊張してたら、ないけど、日常になると、失敗しかねない。

いくら、一時間前に行くつもりでも気をつけないと。

もう時間給だからね。

でも、準備が要るので、1時間以上は早く着くつもりでいる。


さて、文学と創作の話になりますが、

詩に興味のない人は知らないと思いますが、

’22年度の中原中也賞、今年.発表されたばかりのものは、

青柳菜摘さんの『そだつのをやめる』が受賞しました。

まだ、30代初めのお若い女性です。


僕は受賞直後に手に入れて少しずつ読んでいたのですが、

正直言って、詩篇が断片すぎて、意味がわからなかった。


何、これ? が初読の感想でした。


でも、選評が載った『ユリイカ 4月号』を手に入れて、

熟読すると、「あっ!」と理解できた。


全編が、いや、詩集自体が冒頭の序文からして、

一つの「物語」になってるんですね。

道理で、各詩篇を読んでも、ちんぷんかんぷんだった訳です。


しかも、焦点化されてる、詩の主となる視点は人間以外のものの、見方が混入している。

面白い!

こんな書き方が出来るんだ。

謎が解けると、凄く良さが浮かび上がってきます。


僕も次はこんな詩集にしたいな、としみじみ思いました。


逆に言うと、自分語りにこだわる近代詩的な詩人には絶対、書けない作品ですね。


詩の世界では、一般と違って、中原中也賞は初心者向けの、やや異端な位置付けだと理解しています。

残念ながら、玄人筋に評価される高く評価されるH氏賞は、一般的には全然、認知されていませんから。


この青柳さんの詩集が正統に評価されることを祈ってやみません。