さて、ここで本の紹介。
僕が最も敬愛する好きな詩人は、マーサ・ナカムラさん。
その詩集は、何度も何度も読み返しています。
まだお若い女性詩人ですが、先年も史上最年少で萩原朔太郎賞を受賞されて、前橋文学館で展覧会が開かれておりました。
この度、出身の埼玉県のさいたま文学館で「マーサ・ナカムラ展」が再演されるみたいです。
マーサさんの不思議な詩の世界が僕の憧れであり、また同じ気質を感じます。
多分、似た詩はかけなくても、どこか通じる詩を書いてしまうと思います。
僕とっての詩も、必ずしも近代詩的な自己吐露や感情発露ではないのですね。
(その手の詩も書かないことはないのですが)
でも、まだまだ、自分の鉱脈を掘り当てておりませんので、小説が片付いたら、いや、諦めたら、そちらもやりたいと思っておりますが、
今はまだ片手間なんです。
この展覧会、もしかしたら、夏休みに発作的に出かけるかもしれません。
* * * * * * *
ところで、昨日のブログ記事に、ポエム水さんから、熱いコメントをいただきました。
ありがとうございます。
そこでの会話で出た「ゴッドファーザー」シリーズは、昔、二、三度見た記憶しかもうありませんが、
あのもの悲しく重厚な素晴らしいテーマ曲と、人の世の悲しみを描いた映像美は、コラボして、僕の心に深く深く刻みつけられております。
僕が生で知ってるイタリア人は、10年ほど前に仕事上で付き合いのあったアントニオさん一人だけなんですが、明るく陽気で女性に優しい典型的なイタリア男だったので、
あの暗い映画とのギャップに、今でも不思議に感じます。
まあ、日本人が皆、サムライ、芸者ガール、忍者でありませんので、それで当たり前なのでしょうが。
僕も若いときの数年の一時期、格闘技に凝って、身体だけ鍛えていたので、
(それでも、『月刊 空手道』とか『武術』を買い揃えてしまっていたのが、根っからの活字中毒者の悲しい性です)
歴史好きもあって、歴史小説、時代小説は読みまくりましたから、サムライの魂はちょこっとだけ保持しておるつもりです。
で、よく考えると、僕は凝り性で飽き性な分、長く色々な体験をしてきました。
元々の気質の、活字中毒は高校時代に完成されておりましたが、
そして、そこへ普通なら並立しない、古美術・仏像鑑賞、美術関係の油彩・デッサン・彫塑立体などの創作経験、バドミントンなど競技関係、PC自作、アニメーション制作、マンガ研究、児童文学研究などなど、
と訳のわからないものがゴッタ煮されておりますから。
おまけに、そこにはアナログ感覚に加えて、デジタル感覚も加わって、学びオタク気質の中で、じっくり熟成されているんでしょうね。
たぶん、それが作品に活かせたらいいなあ、と思います。