東海大学関連の雑誌『望星』’21年11月号の特集「詩のない生活」が面白い。
詩人側として、小池昌代さんと佐々木幹郎さんが「詩をめぐる鼎談」を行なっていて、
最果タヒさんから、俳句と短詩の違いまで述べている。
特に、尾崎放哉の自由律俳句「咳をしても一人」と安西冬衛の短詩「てふてふが韃靼海峡を渡って行った」の違いを韻律の問題と、
安西の詩には「春」というタイトルがあるのが(無題の)放哉との違いだと解くのが、とても面白かった。
本来、こうした特集を『現代詩手帖」でやってほしいものです。
この本は買いです。
【追記】
書き終わってから気づいた。
ああ、また詩の世界に近づいてしまっったことに。
ふっと思いついた、詩の断片フレーズとかは、見逃さずにメモするけど、
できる限り、小説・児童文学に浸ること。
それが。この3月の掟として科しています。