今野真二さん著『ことばのみがきかた』(春陽堂ライブラリー)。
筆者は、日本語学の大学の先生。
副題に「短詩に学ぶ日本語入門」とある。
まだ、序章ぐらいしか読んでないけど、
現代詩や短歌などに対して、すごく再考させる文言が並んでいます。
僕の中の研究者魂が「オラァ、ワクワクしてくるぞ」と孫悟空風に興奮しながら言っています。笑
いや、むしろ、「日本語ってなんだろう」「言語ってなんだろう」にまで、遡っています。
詩は、自分が体感したことしか書かない、なんて縛りは僕には一切ありませんからね。
そもそも、文字自体が他者との共有・交流で生まれた存在なんですから、
本によって、他者の考え・感じ方を間接的に取り入れることは、息を吸うほど当たり前のなことです。
そして、当たり前だと思っていることの裏に、
実はさまざまな真相があって、それが色々な飛躍のヒントになるし、
ときには詩のテーマになる訳です。
前者の飛躍に結びつくことは、僕の今までの大学通信教育の何十年にも及ぶ勉強人生で、
何度も体験してますからね。
ところで、相変わらずちゃんと小説が書けないままなんですが、
《真っ当な小説》にすることを諦めるべきなんじゃないか、
すごく無理してるから、筆が進まないんじやないか、
根本的にアプローチの仕方が間違っているんじゃないか、
そう思い始めています。