もちろん、決勝レベルになると、
中には
山口茜選手のように、高校卒業後は実業団に入って、
そのまま日本代表、オリンピック選手になる人もいるので、
凄まじく上手い。
きっとバドミントン歴も、幼稚園くらいからあるとすれば、
もう10年近くのキャリアがある。
幼稚園の頃といえば、
神経系が発達する頃だ。
俗に、発達学的には、ゴールデンエイジと呼ばれて、
見た身体の動かし方がそのまま真似れる頃だ。
その頃にバドミントンの動きや、シャトル感覚を得ているアドバンテージは正に至宝のものだろう。
バドミントンは繊細で感覚的なスポーツだから。
話を、その決勝戦ビデオに戻すと、
女子ダブルスは、兵庫県代表の園田学園のペアが準決勝で敗れはしたものの、
3位となる大金星。
( 僕の教えたジュニアの子たちは、そうした園田の選手とも公式戦で当たるので、
とんでもない迷惑なんだけどね。)
その園田学園を倒して決勝戦へ進出した埼玉栄高校の3年生ペアが優勝した。
破れて準優勝も同じ埼玉栄高校の2年生ペアという凄まじい話なのだが、
一つ気になったのは、試合開始前に行う基礎打ち練習と、
シャドウ・フットワーク。
まあ、同じ学校だから、当たり前だろうと思うけど、
同じような身体の動かし方をするんだよね。
たぶん、普通の指導者が観ても、「上手いなあ」と思うだけ、
逆に超ハイレベルな指導者は「ふむ、当たり前じゃ」で済ませるんだろうけど、
僕のレベルだと、「おおう、成る程、成る程」と勉強になる。
色々なヒントが見える。
秘密が分かる。
バドミントンでは、ラケットの振り方、フットワークの仕方でだいたいレベル、分かりますから。
ただレベルが分かるのと、
どうやって、そのレベルに到達しているかが分かるのとでは、大違い。
小さな身体の使い方、その積み重ねが凄いパフォーマンスを生む。
初心者を育てるのは超一級を自負する僕としては、大いに参考になった。
早速、ジュニアの子たちにも見せて、イメージ・トレーニングしよう。
現役のオリンピック選手である男子のソノカム・ペアの映像ばかり見せても、
現実感が足りないからね。
きっと、小説創作でも、ひびの小さな積み重ねが、大きな結果を、生んでいるはず。
そう分かっているのに、逃げてるよね、
ダメダメ僕めが。