プロットとは | 読書と、現代詩・小説創作、物語と猫を愛する人たちへ送る部屋

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小説や詩の創作、猫また大学通信を書いています。Twitterは、atlan(筆名:竹之内稔)@atlan83837218 放送大学在学中。「第8回新しい詩の声」優秀賞を受賞。
 京都芸術大学の通信洋画&文芸コース卒業/慶應義塾大学通信卒業/東洋大通信卒業/放送大大学院の修士全科生修了。

「プロット」という言葉がある。
おそらく、世間一般では、演劇的なシナリオを考える際の構成、という意味で用いられている。

けど、小説創作の上では、前文に後の文が次々と積み重ねて、
その因果関係を紡いでいく、という意味であるのとは、
ちゃんと大学や研究した人間には、基本中の基本である。

また、小説は、音楽やアニメーションと同じ時間芸術であって、
絵画や彫刻と言った空間芸術とは違う特質を持っている。

伊達に、芸術学や文芸学を大学で学んだ訳ではありませんからね。

理論だけでは、作品は書けないし、描けない。
けど、天才や感覚に対抗しうるのは、理論だと思う。
僕の中には、理論家・研究者と実践家・実技者の両方がいる。
どちらも好きだ。

天賦の才が少なければ、努力で埋めるしかない。
自分の頭や感覚が鈍く気づけないのであれば、他の賢い方の理論・観察結果を利用させて頂こうか。

短い詩であれば、勢いで充分書けるが、
長い小説は、理論が入る余地がある。
小説は、詩に比べて総合芸術であり、未完成な鵺的な複合体だからね。

その根本は因果関係プロットと、時間にある。

まだだ。
まだ終わらんよ。
今日が始まりなのだ。
自分の最高傑作は、まだ生まれていない。
そう信じて見よう。