昨日も触れた読売新聞の朝刊によると、
今期、ダブル受賞された若竹さんと石井さんととに、
廃刊された純文学系雑誌の『海燕』の編集者だった根本昌夫さんの小説教室へ通われた経験が共通してあるそうです。
根本昌夫さんの新書も僕は読んだことはありますが、
奇抜なことではなく、編集者らしいノーマルなことが書かれていたと記憶しております。
その本の内容は折を見て、ここでまた紹介しますが、今日はちょっと違う話。
今、ここで僕がお伝えしたいのは、
僕の京都造形芸術大学の文芸コース卒業の創作仲間であるTさんも、
その教室にここ2、3年通われていることなんです。
Tさんの話では、
若竹さんの作品を、講師の根本さんが最初に読んで、
「これは芥川賞取れる」とそこで仰ってたそうですから。
教室が東京ですから、
羨ましくても、僕にはどうにも出来ないのですが、
それって、次にその教室から作家デビューするのはTさんの可能性もあるなあ、だといいのに、と思っています。
どうやら根本さんは、受講生それぞれの持ち味を発揮させる名伯楽タイプのようなので、
期待してしまいます。
正直、純文学系作品は指導が凄く難しいと思います。
正解はひとそれぞれで無数にあるなんて、
芸術系以外で、そんな出鱈目許されませんから。
同じ文芸コース仲間のもう一人、Kさんも文藝賞の3次選考まで到達してますから、
僕一人、取り残されないよう、頑張らないといけませんね。