着地点の話、続き | 読書と、現代詩・小説創作、物語と猫を愛する人たちへ送る部屋

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小説や詩の創作、猫また大学通信を書いています。Twitterは、atlan(筆名:竹之内稔)@atlan83837218 放送大学在学中。「第8回新しい詩の声」優秀賞を受賞。
 京都芸術大学の通信洋画&文芸コース卒業/慶應義塾大学通信卒業/東洋大通信卒業/放送大大学院の修士全科生修了。

この間から、ずっと考えている着地点の話の続きです。

 
テーマと似ている部分もある気がしますが、
テーマよりはもっおザクッとしていて、何よりもっと大雑把で拘束力がない気がします。
 
例えば、今、書こうとしている講談社児童文学新人賞向け原稿では、
舞台は現代だけど、
ファンタジー的な異界存在の副主人公の考え方や生き方に、
奈良時代の万葉集的な感覚を与えようと考えています。
 
テーマ的な善と悪の闘いぽいもの? にも、そうした奈良時代以来の歴史性を、
反映させようと思っています。
 
それこそ、今まで16年間、色々な大学や大学院で勉強してきたことが、
参考文献の選択から始まり、
何かしら役立つことを感じています。
 
例えば、東洋大学ではグリム童話とかも勉強しましたからね。
 
自分一人で考えたことだけで、小説や物語は出来はしない、
そこに社会や時代、人間を書かないといけない、
でないと本物にならないのだから、と僕は思います。
 
 ところで、すばる文学賞向け原稿を、
小説教室の香盤表やら人物関係図で再考してみた結果、
より細やかな気配りで表現を付け加えて、プラス8枚の236枚になってしまう。
うーむ、書きすぎて説明し過ぎるのもよくないし、どこで筆を置くかが、迷いどころです。
20日の土曜日に、前に受けた有料ワークショップの続きで、小説家の寒竹泉美さんの文章教室を受講します。
そこで得た技術で、再考チェックするのを第4次草稿として、来月の小説教室へ提出したいと思います。