朝、4時過ぎに起きて、藤本義一文学賞の応募原稿を書いていた。
書いてると、自分の中で「現代詩モード」のスイッチが入って、
どこか詩のように文章を書いている瞬間に気づいた。
詩を書いている時には、小説のようにストーリー展開させようとする意識が働くときがあるのに。
どっちやねん、と思わず笑ってから突っ込みを関西人としては入れたくなったが、
考えれば、それこそが僕の個性であり、半年前とは違う点なのだろう。
それは、今の自分が成長している証(あかし)であるのは間違いない。
昔、何年もデッサンをやって「しっかりと描ける」ようになってから、
油彩画を描くと驚くほど上手く描けた。
デッサンで磨いた観察力と描写力を少し転用すればいいだけだったから。
その後、彫塑の石膏像造り、アニメーション、絵本とやったどのときもデッサン力は生きたし、
また、それぞれのジャンルならではの技能、
三次元的な立体把握力、静止画から動きを想像する力、絵と文章をコラボする力、
様々なものを手に入れた。
「一人は皆のために、皆は一人のために」
そんなキャッチコピーがあったけど、
無駄な勉強はなかったし、全てが僕の中でリンクしている。
一つは一つじゃなかった。
今なら、
「現代詩は小説のために、小説は現代詩のために」
という訳だ。
また、今回はショートショートのアイデア力をさらに付け加えることが出来た。
今、9枚目に入ってます。