マルタでは、9月末または10月から学校の新学期が始まります。

欧州各国では9月上旬からが一般的ですが、9月のマルタはまだまだ猛暑なことが理由です。

 

学校の種類は、大きく分けて公立、私立と教会系の3つがあります。さらにインターナショナルスクールも数校あります。インターナショナルスクールは授業料が都内私立校と同じくらいでマルタにしてはとても高く、庶民の子供が通うにはなかなか難しいようです。

 

子供はこの夏に5歳になり、今年度よりいわゆる小学校へ上がりました。

幼稚園、Preスクールともう2年通っているので、それほど変わった気がしませんが、早速宿題が出始めたりと、義務教育が始まった感が出てきました。

 

家の近所の公立に通わせられたら楽だったのかもしれませんが、子供は私立のスクールに通わせています。

私立を選んだ理由は、マルタ語と宗教の授業を受けるか受けないか選択ができるためです。

主人はEU市民ですがマルタ人ではありません。子供はマルタ産まれですが同じくマルタ人ではないため、

マルタ語の授業とマルタ語が必修になる公立校に通わせるのはためらわれたことが理由です。

 

マルタは、マルタ語と英語が公用語になっていますが、マルタ人全員がバイリンガルというわけではありません。ほとんどのマルタ人が英語も使用しますし、当然私なんかよりはお上手です。が、「バイリンガル=2つの言語を同等に母国語として操ることのできる人」と定義すると、そうではない人も多いようです。

実際にほとんど英語が理解できないマルタ人もいますし、英語の熟練度は育った環境や教育レベルも関係するようです。