ながーーーい、ゴールデンウイークが終了しマシタね


海に、山に、海外にと、皆さんそれぞれにお休みを楽しんだことと思います


一方で、レジャー施設や飲食店、公共のお仕事など、ゴールデンウイークとは無関係に働いていた方々も多かったはず


遊んだ方も、お仕事していた方も、お疲れ様デシタ




それは、さておき



「ねーねー、船で釣りがしてみたいな」


そんな息子や娘の声に応えて、このゴールデンウイークに親子で船釣りにチャレンジした親子も多かったかと思います


楽しかったですか?


魚は釣れましたか?


いい思い出になりましたか?


お子さんにとって初めての船釣りな上に、お父さんもほとんど経験がない……そんな場合、なかなかうまくいかないこと、思い通りにいかないことが多いかと思います


そんな親子が船釣りを大いに楽しむには、いくつかのコツがありマス


とはいえ、そのコツに難しいことは、ほとんどありません


これから息子さんや娘さん、はたまた沖釣り初挑戦の彼女を連れて行こうなんて考えている方は、これから続ける話をぜひご一読下さい


ただ、釣りの楽しみ方は、人それぞれでありマス

たくさんの現場で、いろんな角度から沖釣りを経験してきた、ライターKなりの視点でお話ししてみたいと思いマス



ここでは、お父さんと息子ペアが、ライトアジ釣りに遊びに行くという設定で話を進めていくとしましょう

※ライトアジとは: 軽量な道具、細めの道糸、30から40号といった軽めのオモリが付いたコマセカゴを用いて、比較的浅場のポイントで釣るアジ釣りのこと


1つの釣り座と1本の竿からはじめよう

お父さんの役割は、息子のサポート役と割り切る姿勢が大切です!


2人分の料金を支払い、2人分の釣り座があったとしても、まずは息子の釣り座で肩を寄せ合い、一緒に釣りをスタートしましょう


移動中は、

「ほら、あそこに潜水艦がうかんでいるよ!」とか

「昨日は、あんまり釣れなかったらしいから、今日はオレたちが盛り返そうぜ!」とか

寄り添って親子の会話を楽しみ、いざ実釣の段になったなら、お父さんは息子ができないことのサポートとスムーズに釣りをするためのフォローをしてあげることに徹しましょう


徐々に息子が釣りに慣れて、一丁前に釣りができるようになったなら、息子の独り立ちの時。その時初めて、2つの釣り座で肩を並べて釣りを楽しむのです。おそらく、初めての日にそうなるのは難しいと思いマス

でも、それまでは、2人で1セット!

この段取りをしっかり取ることが、初めての沖釣りを楽しむための最大のコツだと思いマス

何事も最初が肝心ということデス




次は、この「2人で1セット」の役割分担の話デス


役割分担をして、和気藹々と楽しもう

息子は、絶対に竿を持ちたいし、リールを巻きたい生き物デス 笑

そして、魚を釣りたくて釣りたくて仕方がない生き物デス 笑笑


つまり、竿を握る、コマセをまく、アタリを待つ&キャッチする、リールを巻くといったところが最初のうちに分担される息子の役割デス

ゆえに、コレに含まれない……エサを付ける、コマセを詰める、絡んでいる糸を解く、リールのクラッチを切る、底ダチを取る、タナを正しく取る、糸の巻き過ぎを防ぐ、取り込むビシをつかむ、ハリスをたぐる、魚を取り込む、魚をハズすなどなどは、お父さんの役割デス

仮にお父さんが初心者だとしても、こんなにもお父さんの役割分担はあるのデス


で、


少しずつ息子が慣れてきたら、一つ
また一つと息子の役割を増やしていきます


「よーし、そろそろ、エサは自分でつけてみよう!」


「よーし、ボチボチ、コマセは自分で詰めてみよう」


「ほらほら、竿先に糸が絡んでるぞ!自分ではずしてみなよぉ」


「魚を自分で取り込んでこそ、オマエの釣果だ!ほら、手を伸ばして、ハリスをつかんで、ヒョイっとアジを取り込んでみなっ」


「オモリが底に着く感触はわかってきたかい?
オモリが底に着いたら、リールを巻いて、まずはたるんでる糸を巻きとるんだぞ!そう、それから……」


てな具合で、少しずつ、少しずつ、息子の役割を増やしていくんデス


そして、、、何より、息子のデキの悪さにイラっとしても、叱ってはいけませんぞ!




なぜ、こんなにもオレの息子はデキが悪いのか?

そう思ったなら、

冷静になって考えてみて下さい……



それは、あなたの息子だからと割り切りましょう 笑


ハナから船長を頼らない姿勢で挑もう

ひとたび沖へ出てしまうと、余程のことがない限り、船長は操舵室の外へ出てこれないものだと思っておいて下さい

釣り方や道具の扱い方などは、出船前に確認しておきましょう

トラブルも、基本的には、お客同士で対処しなければなりマセン


ポイントに着いて、投入の合図を出した後の船長は、ただ座っているだけなのではありません!



潮や風をよんで船を操る


航行の安全を確保する


無線で情報交換をする


などなどをしており、とりわけ、潮が速い時は、ポイントから船が外れないように必死こいてマス


とはいえ、場合によっては、船に船長以外のスタッフが乗船していることがありマス。上乗りとか中乗りと言われるお手伝いさんデス


そんなスタッフがいたなら、きっと少しばかりあなたたち親子の釣りを手伝ってくれるはずデス。でも、頼り過ぎてはイケませんぞっ 笑


自分のことは自分で!釣船とは、そういう場所だと思って遊びに行って下さいね



最低でもこれだけは用意していこう

たとえ、レンタルタックルを借りて、ビシも借りて、仕掛けを船宿で購入したとしても、それだけでは釣りはうまくこなせマセン


あらかじめ自分で用意した方がいいモノは、、、


・トラブルの時に仕掛けを切ったり、エサのアオイソメを切ったりするためのハサミ

・魚がハリを呑み込んでしまった時にハリをハズすためのプライヤー

・魚を持ち帰るためのクーラーボックス

・雨が降ったり、潮を浴びたりしても大丈夫なように着込む雨ガッパ

・手を拭くための雑巾


最低でもこのくらいは用意しておきたいモノデス

真夏の暑いときで雨が降らなそうなら、雨ガッパはいらないかもしれマセンね

ちなみにオレの真夏スタイルは、短パン&Tシャツにギョサンってなメッチャラフな感じデス


あらかじめ道具を揃えて挑みたいなら、「ライトアジへ行くのデスが」と、キャスティングなどの釣具屋さんのスタッフに相談するとイイでしよう


ちなみに、A.T.LAB MASTER EDGE ライトアジ165Mがオレのオススメのライトアジロッド。キャスティング各店で購入できマス



スキンシップを楽しもう

最初の方でも少し触れマシタが、親子で釣りを楽しむなら、肝心な釣りは息子にめいいっぱい楽しんでもらうとして、お父さんは息子とのスキンシップを楽しんだ方が、結果的に「あ〜、楽しかった!」、「今日は楽しかったね!!」ってなるんじゃないかとオレは思いマス


アジを釣り上げた息子の満面の笑みを見た時の親心ったら、幸せ満点ってもんデス


反面、自分も釣りをしながら、息子の面倒をみようなんてことをしていると、慌しいし、疲れるし、イライラするし、、、んで、結局、自分も息子も釣りが楽しめなかったってなことになりがちなものガーン


お父さんは息子のホスト役に徹する!


それが、はじめての沖釣りを親子で3倍楽しむ方法じゃないかと、オレは思ってマス


余談デスが、ライトアジを舐めてはいけマセン


潮が気に入らなければアジは口を使わないし、タナがあっていないとアジは釣れないし、時にテクニカルなこともあるのがライトアジでありマス


もっと大きなくくりでモノを言わせてもらえば、、、
釣りとは、自然相手ゆえ、思い通りにいかないこと、うまくいかないことがたくさんある遊び、、、デス


まあ、そんな不確定要素がたくさんあるから、釣りは楽しいんデス!


釣れるも釣り、釣れぬも釣りなのでありマス



「ねー、ママ!ボク、お父さんと一緒に、今日は20匹もアジを釣ったんだよ‼︎!」と、嬉しそうに家でお母さんに伝える息子の姿を想像してみて下さいキラキラ


そして、釣ってきたアジの刺身やフライをみんなで味わってみて下さい!


きっと、普段の3倍、幸せな食卓が広がるはずデス