人生は一度きりである

ひたすらに突き進む人生には、たくさんの出会いがある

人との出会いがあれば、事との出会いもある

出会いはしたものの、遠ざかってしまう出会いがあれば、その出会いがきっかけで日に日に距離が縮まる出会いもある

なんにしても、オレの人生は、出会いに満ち溢れている

出会いに満ち溢れた人生とな。オレは、なんて幸せもんなんだろう


この小汚いオケとの出会いは、正直衝撃的だった

けれども、コレは、汚物なんかじゃない。夢の国でミッキーマウスが散らす星のように、魚たちを魅了する魔法のエキスである


時は、少し前のこと
カクカクシカジカな過程は省略するとして、つり情報の編集長の計らいで、高橋ゴーさんとその息子、そうちゃんの本誌連載取材に同行させていただいた。つり情報11月15日号を拝読して下さった方はご存知かと思うが、訪れたのは興津港の庄之助丸

庄之助丸の秋葉庄之助船長は、素潜り漁師、民宿経営、遊漁船船長などなど、何足ものワラジを履いて働く男。海の男である

カクカクシカジカな過程は省略するとして、この男との出会いは、オレの人生の中で、かなり衝撃的だったことを覚えている




この日、ゴーさんもそうちゃんも、そしてオレも初めてのカモシ釣りだった


食べたことはあったが、一度自分で釣って食べてみたかったハガツオとこの日出会えた

素直に笑顔が弾けた1匹。この瞬間にオレはカモッシャーデビューを果たしたと自負している


高橋ゴーさんの文章は、決して大げさではなく、秋葉船長のそのままを如実に誌面で表現していた。オレだったならば、この船長の素晴らしさをあんなにもうまく表現することはできない

文字の力、文字を綴る人の力ってのは、本当にすごい!と、改めて実感させられる誌面だった


素晴らしい天気に恵まれたが、この日の太平洋は決して優しくなかった



ほんのいっとき訪れた時合いにオレは前出のハガツオとマダイをポポンと釣り上げた
オレのカモッシャーデビューには、十分な釣果。そういえば、イサキとムロアジも釣れたんだったっけ♪


興津港の南側の岸壁に係留されている庄之助丸

車は船の前の崖寄りに停められるから、駐車場は船の目の前。お会計は、下船後、船の前にて



さて、庄之助丸は興津港だが、民宿庄之助は隣の守谷海岸にある


いわずと知れた、料理が美味い民宿



漁の有無や季節で内容は異なるそうだが、サザエなどの磯物を交えてもてなしてくれる



少し増し料金して、料理のグレードを上げることもでき、人数が多いとお造りは舟盛りで出してくれたりもする
庄之助船長は夏の間アワビ漁をしているから、その季節にはアワビも堪能できる
海の幸が好きな人にはたまらない肴だろう


取材前夜、つり情報の編集長と2人、民宿庄之助でしあわせな時間を過ごした


秋葉船長と沖藤編集長

このお二方と出会ってなければ、今日のオレは無い

出会いは、本当に大切だし、数多の出会いに感謝したい

カモッシャーデビューをしたこの日。また一つ、いい思い出ができた