こないだ、ちと有名な魚料理専門店の暖簾をくぐってみた。いつも店先には行列ができ、予約していないとすぐには入れない店。
魚好きのオレは、ちょいとその日を楽しみにしていたんだけど……

雑な刺し盛り、しょぼい唐揚げ、手作り感のないイカの沖漬け、センスのない食器。

なんじゃ、こりゃ❗️
これじゃあ、居酒屋仮面で呑んでる方が100倍いいじゃないか⁉️
正直、こんな店が繁盛していることに驚きを隠せず、そそくさと退店。こんなことなら、いつものモツ焼き屋でセンベロすればよかったなぁ。

美味しい魚が食べられる釣り人は、やっぱり幸せである。
楽しく釣り、鼻歌交じりで魚を捌き、美味い釣魚料理を自宅で食べられる。
商売じゃないから、盛り付けが上手くいかなくたっていい。釣りの思い出と魚の鮮度が、上手くいかないところをフォローしてくれるから大丈夫。

そして、時に、釣ってきた魚は、人を喜ばせることもできる。

実はこの週末に、後輩の娘殿のお食い初めがある。
彼の長男のお食い初めには、久里浜沖でマダイを釣ってきてあげたもんだから……今回もお願いしますとなった。

楽しく釣って、気分良くお食い初めにマダイを捧げたいということで、去年からハマっているひとつテンヤでマダイを狙うことにした。


お邪魔したのは、大原港のあままさ丸

オレが初めてひとつテンヤにチャレンジした船宿で、天野船長と松嵜船長の2人の船長が、季節の釣り物を楽しませてくれる。


この日のタックルは、


◾︎リール: ダイワ EM-MS 2508

◾︎その他: PE0.8号、リーダー2.5号、ダイワ誘導テンヤ5〜8号

この日は午後船で、しあき船長こと松嵜船長の操船で出船。航程25分ほどの大原沖水深30メートル前後を狙った。

早速、フォール中に明確なアタリを伝えてくれたのは


ナイスなクロメバル。オレの大好きな魚。
煮付けが美味いんだよねぇ。
いかん、いかん!今日はお食い初めのタイ狙いである。

リフト&フォールを繰り返し、テンヤを回収して入れ直そうとリールを巻き始めたその時。
今度は、巻き上げ中にヒット。
重量感はあるけど、タイではないその引きの正体は、


1.5キロ級のヒラメ。
肉厚で、昆布締めにしたら旨そうだ。
いかん、いかん!今日はお食い初めのタイ狙いである。


って、タイじゃないけど、メッチャ嬉しかったなぁ♪
このヒラメは、ちょうどシアキ船長が見つけたイワシ反応直下でヒット。いわゆる、イワシトルネードってやつ。
周りでは青物がバチャバチャ跳ねてて、いかにも釣れそうな雰囲気モリモリである。

さあ、タイよ来い!


必死に少しでも釣れそうな反応を見つけては流し、また見つけては流しを繰り返してくれたシアキ船長。

その甲斐あって、


めでたく、お食い初めのマダイをゲット♪
あとは、サイズアップを狙うばかりである。


徐々に日は傾き、いよいよゴールデンタイム突入。
すると、船中のあちらこちらで、ヒットがあって、イナダ交じりでタイがポツポツ。
反対舷では良型もヒットした様子。

すると、ステイさせていたオレのテンヤにもココンとあたって、


サイズアップ成功キラキラ


めでたく、後輩に送る2枚のマダイを確保できたのでした。

こうして、19時頃まで沖釣りを楽しみ、オレの夏休みは終了。
シアキ船長、今日も楽しい時間をありがとうございました。

さて、釣ってきたマダイは、小さい方をお食い初めの塩焼き用に下処理してやり、大きい方は娘殿と並んで撮影していただくべくそのままで梱包。せっかくだから、煮付けにして食いなさいとオレの肴になるはずのメバルと昆布締めにしたヒラメも同梱して、クール宅急便で送ってあげましたとさ。

その後後輩からメールが届き、


無事お食い初め終了とのこと。
娘殿の健やかな成長を願ってますぞ。

さて、オレの釣行後、大原のマダイは浅場で型が出始め堅調とのこと。いよいよ夏〜秋の数釣りシーズン到来。美味しい外道交じりのひとつテンヤに、皆さんもぜひ足を運んでみて下さい。

あままさ丸では、9月上旬に新造船が進水し、2隻体制になるとのこと。新船もお楽しみにデス。

◾️船宿データ
電話 090-8686-1200
予約乗合。午前、午後の2便制。
・圏央道市原鶴舞インターから30分ほど
・午後便は電車釣行も可能。JR外房線大原駅からタクシーにて5分で港

詳しくは、ホームページ