好きな街とか、好きな景色とか、そういった好きな場所は誰にでもあるだろう。
磯を眺めて、、、うとうとっとしてきて、お昼寝♪
もれなくオレにも、日本のあちこちに、好きな場所があるのだけれど、自宅から比較的近くて、ホッとできる好きな場所の一つに、南房総の白浜がある。
白間津から野島崎あたりまでの磯や白間津の花畑、乙浜の港。そこで、日常から離れ、まったりと過ごす時間が好き、いや、大好きである。
野島崎近くの芝生でゴロンとなって、昼寝したり、食事の後に海を眺めながら歯磨きをしたりもする。とりたてて何をするわけでもなく、のんびりと過ごすだけ。
幸いにも、そこにはたくさんの船宿があって、とりわけとある一軒の船宿のご夫婦にはいつもかわいがっていただいていて‥‥‥まあ、オレも、もう、45歳だから、かわいがってもらうというには、甚だ年が食い過ぎている感も否めないが、オレが遊びに行くと、それが例え半年ぶりだろうと、こないだ来たばかりであろうと、あたかも実家のごとく、いつも温かく迎え入れてくれる。
ちょうど半年前くらいにオニカサゴを釣りに行こうと計画するも、予定日が時化予報の連発で、その後、イカ釣りに行こうと計画するもこれまた時化予報にて断念。
あいやぁ、こりゃ、参った。
そして、ようやく、この4月の頭、南房は乙浜港しまや丸へ。一男船長、おかみさん、超ウルトラお久しブリリアントでーす♪
随分とご無沙汰してしまったが、その空気、潮、花、海、新緑‥‥ 久々の白浜は、本当に心地よかった。
この冬、ヤリイカが大爆釣した白浜沖。ここ最近は、その爆釣こそ落ち着いてきた感があるもののまだまだ楽しめそう。ここにきて、ヤリイカに交じってスルメイカが釣れだしたとの朗報が入ってきたから、シメシメである。
ヤリイカとスルメイカの交じりの釣果。左党のオレには、願ったりかなったりである。
この日はべた凪で、沖の海面はご覧の通り。
油断せず、花粉症対応のティッシュだけは、忘れずにバッカンに入れといたのだけれど、運良く、この日の白浜沖には、花粉が舞っていなかった。
久々に、スーっと鼻が通った。
ヤリイカとスルメイカの混成と聞いて、仕掛けをどうしようかと悩んだあげく、14センチの直結をチョイス。
のちに、このハンパなチョイスを後悔することとなる。
一般論として、ヤリイカには11センチのブランコ。スルメイカには18センチの直結。
ヤリイカにもスルメイカにもマッチするだろうとこの14センチをチョイスしたのだか…
このどっちつかずが、後にどっちつかずの釣果を残すこととなる。
この日のタックルは、
■リール: ダイワ シーボーグ500J
■オモリ150号、道糸4号
朝のうち、スルメイカの中層反応に当たるも、なぜか単発ばかり。おまけに、海面下50メートルくらいになると、これまたなぜかイカがバレてしまう。上潮がカッ飛んでるせいか?はたまた、オレが下手くそなだけか?
底反応にあてて、ヤリイカの触りを取り、それを掛けて巻き上げてきても、やはり残り50メートルくらいで道糸がおかしなテンションになってイカがバレてしまう。
この日はべた凪で、直結で通したかったのだけど、仕方ない、11センチのブランコ仕掛けに変更する。
すると、さっきまで静かだったサバのヤンチャが突如として始まり……なんだかなぁ、オレがブランコ仕掛けに変えた途端にサバの攻撃 笑
とりわけ大きなゴマサバだけ、首折にしてひとまずクーラーボックスへ。
飽きない程度に乗りがあるもののポッツラポッツラにて、最後の最後にスルメイカの3点掛けで、プチ盛り上がりするも、もうお天道様は真上。
楽しかったし、肴は十分。満足して沖上がりした。
とはいえ、もうちょっと釣れたはずと反省。
朝の中層反応に18センチの仕掛けをガッツリあててやれば、スルメの釣果はもっと伸びていたはず。
そこそこスルメを取ったところで、潔く11センチのブランコ仕掛けに替えていれば、かっ飛び潮の下でもヤリイカの釣果をもう少し伸ばせたはず。
朝、あのかっ飛び潮の中、ハンパな14センチの直結を落としたりしなければよかったと反省しきりである。
まあ、コレが釣り。コレが釣りの面白いところ。
この反省を次に生かせばいい。
浜にあがって、道具を片付け、ちょっこしドライブへ。
白間津の花畑を散歩し
起きてからはオヤツ食べて、おどやでビールと日本酒を買って、再びしまや丸へ
「Kちゃん、明日も休みなら、せっかく白浜まで来たんだし、もう1日やっていけば?」
「………、はーい♪」
ってなわけで、急遽、乙浜に一泊決定!
明日は、18センチ直結スタートと決めて、美味しい肴に美味しいお酒。
さて、明日はどうなることやら……
つづく