同じ魚を続けて追いかけることは、あまりしない。

美味しいタイを味わったら、次は美味しい釣りアジを味わい、今度はキトキトのイカを味わいたい。
だから、同じ魚を続けて追いかけることは、あまりしない。そう、オレは、釣りたい!よりも、食べたい!釣り人なのだ。
釣果優先ではなく、食味優先。
つまるところ、釣った魚を肴に呑みたい、、、呑兵衛である。

それはさておき、ここ最近、自由に動ける休日が月の初めしかなく、この月初め、つまり3月の頭の休日は、少し予定が混乱してしまった。
タイに行って、イカに行ってと目論んでいたが、お天道様は、意地悪なもの。イカは、残念ながら延期に。
結局、東京湾テンヤマダイ強化月間と銘打って、隔日で三日間、金沢八景の弁天屋にて、テンヤマダイのイロハからモセスまでを学んできた。

もちろん、まだまだわかってないこともあろうが、時折、船長に質問を投げかけつつ、オレなりに何かを掴んでこれた気がしている。
仮面ライターK、東京湾テンヤマダイ、大収穫祭‥‥である。

皆さん、おはこんばんちわ。
A.T.LABフィールドアドバイザーの仮面ライターKデス^_^

先日、このブログで報告した通り、その初日から4.1キロの大鯛を釣ってしまった。
それもベイトテンヤで、なおかつ餌はアオイソメで。

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まったくもってセオリーではない釣り方でキャッチしてしまったことに少し戸惑いもあったが、3日間乗船したことで、あの大鯛がマグレで釣れたのではないことを実感することになるのだった。

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強化月間2日目は、10メートル以上の南西風が吹き付ける海で、左舷のミヨシから2番目という釣座にて、撃沈を期した。
とにかくよく揺れた 笑
斜めの釣り座だから、脚はガクガク 笑
沖上がりした後、まっすぐ歩けなかった。とにかく、吹き付ける南西風が容赦なくて、釣りをするのも精一杯。
帰宅後、風呂の湯船にオレは沈んだのだった。

この日、イソラバ、つまり、タイラバにアオイソメをぶら下げて釣る常連さんが、オレの隣、左舷の3番目の釣座で3キロ級をあげ、船中でも2〜3キロが5枚ほどあがったが、結局オレのテンヤのエビやアオイソメにタイが口を使ってくれることはなかった。
船中、テンヤ派とタイラバ派は、おおよそ半々だったと思うが、この日あがった全ての真鯛が、タイラバに食ってきた。
終日テンヤで攻めたオレにとって、なんとも清々しい結末だ。

釣れればデカイが、数を望めない場面は、時に厳しくもあり、残念な結果をもたらすが、そこへ足を運び、チャレンジできることには、夢がある。
オデコでも、また通ってしまう。
大鯛には、夢がある。

この日、タイの反応は、時に海底から10〜15メートルと高い位置に出て、タイラバの人たちには、底上20メートルくらいまで巻き巻きするように船長から指示が出ていた。
こんな場面で大鯛が釣れる時は、どうやら底近くをリフト&フォールさせて狙うテンヤは不利なようだ。
とはいえ、諦めてはいけない!
フォールするエサに興味を持たせれば、タイは底までエサを追ってくる。とりわけ、アオイソメの場合、タイラバ同様のアピールができるから、時折底から高い位置へ巻き上げ、再び底へとテンヤを沈めてエサをアピールすることは、有効なようで、その「ようで」は、釣行3日目に確信へと変わることになる。

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オレのタックルは、A.T.LABのテンヤロッドとタイラバロッド。

A.T.LAB MASTER EDGE SLIM TEN-YA 240H は、A.T.LABのテンヤ竿の中で最も硬調子だが、水深60メートルを超えると、さすがにもっと張りがある竿が欲しくなってしまうこともある。
ただ、10〜15号のテンヤを使う湾内のテンヤ真鯛には十分マッチしていて、大原のテンヤ船の船長曰く、6〜10号程度のテンヤを使う場合でも、この竿は底ダチが取りやすいので、大原でのはじめての1本にはこれくらいの調子がいいと推してくれたから、これからテンヤマダイを始めて、いろんなエリアで釣りたい向きには、A.T.LAB MASTER EDGE SLIM TEN-YA 240H はオススメということになる。外房でも東京湾でも楽しめるということは、どのエリアでも汎用がきくということになる。
モノもいいが、コスパもいい。これぞA.T.LABといった一本である。
ベイトテンヤタックルの話は前回書いたので、省略。

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撃沈した実釣2日目には、活躍してくれなかったアオイソメだが、明くる実釣3日目も、アオイソメ二杯(400円分)を購入し、再び東京湾真鯛に挑んだ。

先日は南西の強風。今日は北東の強風。
それでもオレ以外に5人の勇者が集まり出船。
みんな、好きねぇ 笑
海はナレの強風にて、ドッタンバッタンである。

この日は、幸先よくエビに魚が口を使ってくれて、

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どでかいシログチをゲット。
船長がずっとベイト反応が出ていると言っていた矢先のヒットだったのだが、このシログチもそのベイトを追っていたようで、カタクチイワシを2匹吐き出した。

真鯛もいるはずと思っていると、隣のAさんが真鯛をあげ、程なくしてオレにもヒット。

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型は1キロに届かないタイだったが、久々の真鯛に秀樹感激であーる。
大きくしゃくり、ゆっくりとフォールさせて、まもなく着底というところで、コンコン、ココンと当たってきた。それを即合わせして掛けた1枚である。
エサは、サルエビ。この3日間で、初のエビによる釣果である 笑

その後、しばらくアタリがなかったのだが、少し高い反応があるらしく、船長からタイラバの人へ底上12〜13メートルも意識するよう声がかけられた。
そこで、オレはエサをアオイソメにかえ、イソラバよろしく、アオイソテンヤを底から高くまで巻き巻きして、それをゆっくりと底までフォールさせることを試してみた。
すると‥‥‥

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やや小ぶりなマダイながら、フォールさせてボトムステイしたアオイソメに1枚ヒット。
思えば、初日の4.1キロもヒットのタイミングや攻め方は多少違えど同じようなパターンで食ってきたように思う。
技ありの1枚と言って、いいのかもしれない。

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結局、最終日となった3日目は、この2枚にて沖上がりとなったが、この日のタイはテンヤへの反応よく、終日エビエサでテンヤのAさんは4枚の真鯛をゲット。船中おでこ無しの結果となった。

東京湾というのは、上げ潮と下げ潮が明確で、潮の満ち引きや流れる速さに多分に影響を受ける。
そんな潮具合に加え、潮の濁り、水温など、あらゆる条件と狙うポイントがマッチした時、タイが食ってくるし、大鯛が当たってくる。
だから、あの初日の大鯛も、この日を選んで乗船したというオレのアクションからはじまり、潮や時間、釣り方、エサ、船長の判断などいろんな要素が絡み合って、偶然ではなく、食わせるべくして、掛けるべくして、キャッチできた1枚だと思っている。

本田船長は、タイがすでに乗っ込みパターンに入っていると判断して、型を出せることばかりでなく、チャンスタイムにはなるべく大鯛がヒットするであろう筋を流してくれる。

先にも述べたが、、、
釣れればデカイが、数を望めない場面は、時に厳しくもあり、残念な結果をもたらすが、そこへ足を運び、チャレンジできることには、夢がある。

大鯛には、夢がある。

スピニングタックル+ベイトタックル+エビエサ+アオイソメの用意が、今後もオレの定番となる。アオイソメは、少し変化を加えたい、あるいは海の中に少し変化があった時に投入すると、奏功することがありそうだ。

ちなみに、弁天屋のテンヤマダイのレンタルタックルは、初心者でも底ダチが取りやすく、糸ふけが出にくいベイトタックルだそうだ。
アオイソメは、一杯200円にて、販売してくれマス。

A.T.LABフィールドアドバイザー、仮面ライターK。こないだの大鯛で、まだまだおかず無しで白飯が食えておりマスが、来年春までに、5キロオーバーに出会いたい、今日この頃デス。