若い頃、私はバックパックひとつで貧乏旅行を楽しんでいた。🎒
お金はなくても体力はあった。

多少の不便さも旅の一部だった。

あの頃にしかできない旅であり、それはそれで十分に楽しかった。

 

 

今は、あの頃のような体力はない。
長時間移動の疲れは残るし、タイトなスケジュールは好まない。

快適さへの優先順位も上がった。

けれど、その代わりに手に入った自由もある。

 


若い頃に比べれば経済的なゆとりがあり、閉経後の身体的な気楽さもある。

温泉へ行く時期を生理周期に合わせて考えなくていい。

会社の休暇日程に縛られず、混雑を避けたオフシーズンに、安い航空券やホテルを選んで出かけることもできる。

 

 

それは、若さとは別の豊かさだと思っている。

もちろん、こんな時間がいつまでも続くわけではないけれど。

体力も年齢も、変化していくし…

 


仕事から解放され、後期高齢者になるまでのこの時間は、人生から贈られたありがたい時間だ。⌛

こんな時間が来ることを、私はずっと前からぼんやり思い描いていた。
仕事を終えたあと、自由になった時間をどう使いたいか。
その問いは、忙しい日々のなかでも、心のどこかにあった。

 

 

具体的なプランは描けなかった。
けれど、仕事の役割や親の役割から解放されたら、どんな時間を過ごしたいのか。

 

 

その問いとともに、私は生きてきた。

 

 

閉経によって身体の制約がひとつ減り、
定年によって時間の制約が減った。
そのとき私は、旅に出やすい季節に入ったのだと気づいた。

 

 

本日もお読みいただきありがとうございました。

 

 

3年ぶりにアーユルヴェーダを受けてきた。

日本で通っているこの場所との付き合いは、もう10年以上になる。

 


会社勤めをしていた頃は、年に数回、身体のコリや疲れをほぐしに行っていた。

けれど退職前の慌ただしい時期から足が遠のき、気づけば3年。

 

 

久しぶりだったので、今回はシロダーラも加えた。

シロダーラとは、額のあたりに温かいオイルを垂らし続ける施術で、頭が深くゆるむような感覚がある。

 

 

アヴィヤンガ(オイルマッサージ)で身体のこりをほぐし、
シロダーラで頭をすっきりさせ、
最後はスウェダナ(スチームバス)へ。

たっぷり汗をかいて、内側にたまっていたものまで流れていくようだった。

 

 

どこかが調子が悪いわけではない。
それでもまた行こうと思ったのは、いつも診てくれる人に会いたかったからでもある。

3年前と今の私の変化がわかる。
自分では気づきにくい変化を、誰かが見ていてくれることもまた安心なのだ。

 

 

施術が終わった後は、スパイスたっぷりのカレーをいただいた。

身体も頭も軽くなり、帰りの電車では読書が進んだ。📚

 

 

 
 

以前は「疲れを取るため」に通っていた。
今は「整って生きるため」にたまに通っている。

 

 

本日もお読みいただきありがとうございました。

 

外国人に日本のことを英語で説明する講座を受けている。

その影響もあって、当たり前のように毎年繰り返される年中行事や、季節の習慣に自然と目が向くようになった。

 

 

もうすぐ こどもの日。🎏
この時期になると、店先に 柏餅 が並び始める。

子どもの頃から当たり前のように見てきた風景だが、なぜ柏餅なのかと聞かれると、意外と答えられない。

せっかくなので調べてみた。

 

 

 
 

全国和菓子協会によると、柏の木は新芽が出るまで古い葉が落ちないことから、「家系が絶えない」「子孫繁栄」の縁起物とされてきたという。
武家社会ではその意味が特に重んじられ、端午の節句 に柏餅を食べる風習として根づいていったそうだ。

さらに、餅で餡を包む手つきが柏手を打つしぐさに似ていることから、めでたさも重ねられたという。

 

 

毎年なんとなく目にしていた柏餅には、そんな願いが込められていた。

意味を知ってから見ると、今年の売り場の風景は少し違って見える。

今年は、柏餅の意味を感じながら味わいたいと思う。

 

 

本日もお読みいただきありがとうございました。