2月に参加した湯治プログラムのメンバーとオンラインで再会した。温泉旅館に行くことと湯治って何が違うのかよくわからない、というのが湯治プログラムに参加する前の私である。プログラムに参加し、湯守から湯治について説明を受け、知ったことを体験したので、私の温泉観が更新された。
オンラインセッションには、プログラムに参加したメンバーと、湯治プログラムのファシリテーター、旅館の湯守が参加した。各々が印象に残ったことを話すだけで、2泊3日の体験が鮮明に蘇る。同じ体験をした人とのコミュニケーションは、肌感覚で分かり合える。
湯治を体験することで、得られることは主に3つある。一つ目が「放電」であり、二つ目が「充電」、そして三つ目が「発電」である。滞在中の過ごし方は、温泉につかり、心と体の汚れをかけ流したら、ゆっくりと過ごす。特に温泉から出た後の30分はゴールデンタイムといって、自分に向き合う時間。食事は消化に良いものを腹八分目食べて、飲みすぎないでよく寝ることが大事。早めの就寝を心掛けなくても、温泉に入ると、普段よりも自然と早く眠くなる。
私を含む6人のメンバーと参加し、散歩したり、源泉を見に行ったり、ご飯を食べて、空を見上げて星を見たり、飾らない言葉で語り合ったりする時間を過ごすことで、「放電」ができて、「充電」ができて、「発電」するエネルギーがみなぎった感じがする。
これからも、湯治をしたいし、湯治を体験する人が増えてほしい。