ブログを書き始めて、何を書いたらいいのか毎回テーマのことで頭を悩ませている。コンテンツはもちろん重要であるが、伝わるためには、フォントも重要なポイントになる。使いたいと思ってるフォントは、私が知る限り、現在は有料である。大変残念ではあるが、フォントの変更はせずに入力をしている。

 

使いたいフォントというのは、UDデジタル教科書体である。このフォントを知ったのは、ニューロダイバーシティを学んだときである。ディスレクシアという、理解能力には問題はないが、読み書き学習に困難を抱える障がいがある。フォントをUDデジタル教科書体に変更をすると、例えば、3と8を見間違わないというように全ての人に読みやすく、ディスレクシアを抱える方も読みやすくなるそうだ。

 

息子が小学生の頃、プログラミングスクールに通っていた。同じクラスの生徒にディスレクシアを抱えている男子がいた。男子が書いた文字を見ていたところ、男子のお母さまから、「変な字でしょう?ディスレクシアって知っている?この子は、文字を読んだり書いたりするのが困難な障がいを持っているの。」と開示をされた。ディスレクシアの存在を知ったのはその時が初めてだった。

 

会社員時代、プレゼンテーションを作成する際、コーポレートカラーや、フォントの指定があった。社外に向けてマーケティング資料を作る際、あるいは、セミナー資料を作る際、決められた色やフォントを使ってPPT資料作成をしていた。定期的に文字の色やフォント、挿入写真が見直されていたが、どのように印象付けるかというブランディング重視の考え方で、フォントについては、ユニバーサルデザインではなかったと記憶している。

 

多様性重視に考え方がシフトしている時代の流れに乗るなら、また、すべての人にメッセージをが届くことを願うなら、ユニバーサルデザインフォントという存在を知ってほしいと思う。