ソフリットという、イタリア料理の隠し味を知っていますか?

 

2022年12月は、ドイツに旅行し、クリスマスの数日前から、2023年1月1日まで、ドイツの友人宅でお世話になり、7泊させていただいた。前半の4泊は、ドイツ人友人と二人で過ごし、後半の3泊は、イタリアのミラノに住む友人が合流し、還暦女子3人でクリスマス休暇を楽しんだ。『友人以上の関係』に記載した通り、ドイツ人友人とは長年の付き合いである。イタリア人の友人とは42年ぶりの再会だった。ドイツ人友人が、私のイタリア人友人を快く受けれてくれたことで、叶った夢の時間である。

 

食事は毎日自炊し、3人で交代で作っていた。イタリア人がパスタを作ってくれた時、ソフリットが味の決め手であると、作り方を教えてくれた。

 

用意するのは、オリーブオイル、ニンニク、玉ねぎ2個、ニンジン1本、セロリ1本

まず、深めの鍋にオリーブオイルをたっぷり入れ、みじん切りのニンニク1片を鍋に入れて、オイルに香りを移す。

次に、みじん切りした玉ねぎ、ニンジン、セロリを鍋に入れて、塩を少々入れ、1時間半から2時間弱火で炒める。

焦げないように火加減に注意しながら炒め、飴色になったら、ソフリットの出来上がり。

トマト缶と細かく切ったオリーブ10個、粗みじん切りにしたケイパー、ワインを加えて、さらに煮込み、塩とコショウ、バターで味を調えると、トマトソースが出来上がる。

 

今日は夕飯の後、ソフリットを作った。ソフリットを作るたびに、2022年のクリスマスを思い出す。ソフリットの味は、あの日の思い出である。過去の思い出であると同時に、遠くにいても今もつながっているという感覚も感じている。