「世界を旅する香油」をつくりはじめて3年
 
もう、何百通りの
香りが生まれたことでしょう
 
たくさんのオリジナルオーダーの中から
一例をご紹介させていただきます✨
 
 
L様の香りのテーマ

「太陽」「抱擁」「あたたかさ」

穏やかな陽光の降り注ぐ、秘密の花園でガーデニングをしているイメージです。
L様がお召しになっているのは、柔らかいレースがあしらわれた肌触りの良いコットンのワンピース
エプロンの中には摘みたてのハーブやフルーツ、お日様の香りでみたされた幸せをイメージして調香いたしました。
 
 
 
カモミール(花)
純白の優しい花びらに顔を近づけると、ふわっと青リンゴのような、爽やかで甘く優しい香りが広がります。
 
通称「母と子のためのハーブ」とも呼ばれていて、ヨーロッパでは眠りにつけない小さな子どもにカモミールのミルクティーを淹れてあげる文化があります。
 
グリーンマンダリン(実)
若々しい柑橘系のフレッシュで爽やかな香りです。オレンジの実を「マンダリン」まだ黄緑の実を「グリーンマンダリン」と呼びます。
小さいころ、まだ熟した果物の見分け方がむずかしくて、酸っぱい実や皮が固い実に当たったことはありませんか?
「幼少期を想起させる香り」とも言われていて、小さいころにご家族の方と一緒にコタツの中で召しあがったおミカンの記憶や、お正月飾りや縁起物の緑のミカンの香りを思い出す方もいらっしゃいます。

クラリセージ・スイートマジョラム(葉)
思春期以降の揺れ動く心と体を優しく包み込んでくれるのが、魔女の3大薬草(あと一つはゼラニウム)のクラリセージ(葉)とスイートマジョラム(葉)です。
ハーブティーやお料理の香りづけに使われるくらいに身近でありながら、月周期をサポートしてくれる、女性の味方です。

ベチバー(根)
最後の隠し味は、土の香りや植物の根っこの香りと言われるベチバーをほんのすこし。甘くて深みのある、大地の香りです。
一滴入れるだけで全体を調和させてくれる、今回のブーケの立役者です。
 
そう、これは香りの「ハグ」

草原で遊び疲れて横になっていたら、家族が迎えにきてくれた時の「抱っこ」であったり
誰かが作ってくれた「花輪の王冠」を頭にかぶせてもらった瞬間だったり
大切な人のために自ら秘密の花園で育てた草花をエプロンに抱えた時の幸せな気持ち

そんな記憶を香りに留めたくて、調香しました。

お手紙やメッセージカードの香りづけに使ったり、なかなか眠りにつけない夜にお部屋に香らせたり、心にハグが必要な時にご活用くださいませ。