Motor Magazine (モーターマガジン)2020年5月号 [雑誌]
みなさん こんにちわ
さて、シャープさんのマスク販売ですが、しっかりトラブったので販売停止になりましたね。
準備ができたら再開ってことですが、シャープさんには頑張ってもらいたいもんです。
そのマスクについてですが、ピンキリあります。
今回はいい機会なのでシャープさんのマスクを例にみていきましょう。
シャープさんのマスクは・・
<商品特長>
- 多気工場クリーンルームで製造
- 液晶パネルも製造可能な三重県多気工場のクリーンルームで製造。安心してお使いいただけます。
- ウィルス飛沫や微粒子も 99%カット (*)
- 立体三重構造で、花粉よりもさらに小さい生体ウイルスや微粒子からもしっかりガード。風邪などの際にも他の方への感染を予防します。VFE試験やPFE試験でも99%以上の結果を確認しています。
- PM2.5や花粉の侵入を防ぐ「99%カットフィルター」を採用 (*)
- 高密度フィルターの採用により、PM2.5や花粉の対策としてご利用いただけます。
- しっかりノーズフィッター採用
- 鼻のラインに合わせてぴったりフィットするノーズフィッターで、マスクの隙間を減らし、メガネの曇りを抑えます。
(*)
- フィルター捕集効率試験による性能評価
- 生体ウイルスろ過効率99%:VFE試験
- 細菌ろ過効率99%:BFE試験
- 花粉99%カット:花粉粒子捕集試験
- 微粒子ろ過効率99%:PFE試験
このような感じ。
日本製。
こちらの商品は・・
こんな感じ。確か中国製
そしてユニチャームの日本製の超立体。
こんな感じ。
これらはマトモなマスクです。
これらを見てお気づきになったでしょう。
VFE試験やBFE試験、花粉粒子捕集試験、PFE試験など書いてますね。
これらは不織布の性能と言えますが、この記載があればちゃんとしたマスクと言えましょう。
で、最近あやしい中国製のマスクなどが出回ってます。
正直、これらの検査や、なんだったら製造現場の衛生面についても気になるところ。
そういうマスクが意外と出回ってます。
基本的にマスクは程度問題ですが、せっかくなのでこれらの試験についてご説明
VFE試験 : 生体ウイルスろ過効率 対象サイズ 0.1μm~5μm(平均2.8μm)
BFE試験 : 細菌ろ過効率 対象サイズ 3μm
PFE試験 : 微粒子ろ過効率 対象サイズ 0.1μm
花粉粒子捕集試験 :花粉 対象サイズ 約30μm
それぞれの試験は対象サイズのものをどれだけ捕集するかで判断してます。
99%捕集しているものはそのように記載されてるはず。
まぁ、見ての通りPFEがクリアできてたら他も大丈夫といえますが、そういう規格があるってことですね。
で、問題はそれぞれのウイルスなどのサイズが気になりますよね。
0.08〜0.12μm 鳥由来/豚由来インフルエンザウイルス ウイルス単体
2~4μm 鳥由来/豚由来インフルエンザウイルスウイルス飛沫
(咳/くしゃみ)(水分を含んだウイルス)
0.12〜0.16μm SARSウイルス
0.3~0.6μm 結核菌ウイルス
3~5μm 花粉・バクテリア
ちなみに新コロナウイルスは0.1μμと言われてるのでインフルエンザウイルスと同じと思えばいいですね。
で、よくマスクは意味ないとかN95マスクじゃないと・・とか聞きますが、
単に捕集性能だけでいうとN95もシャープのマスクも変わりません。
なんだったらシャープのほうが性能はいいと言えます。
それと同じ性能ってのはN99マスクがそれですね。
これらのマスクで違うのは形状です。
隙間のないようになっているのがN95/N99マスクです。
なのでシャープのマスクの4辺を肌から離れないようにテープなどで固定して、隙間を完全に無くせれるのであればN95同等の捕集性能ともいえます。
耐久性はのぞいて。
こんな感じですが、この「隙間」があるのでどんなマスクでも確実ではないとされるわけです。
N95マスクしてても「0.3マイクロメートルのNaCl粒子を95%以上捕集」とのことですので、理屈では0.3μは5%通るし0.1μだったらもっと通るかも?
まぁ、あくまでも理屈ですよ。
実際は静電気などなどの理屈で繊維に吸われるのでかなり捕集されますが、
完璧ではないです。なので、N95マスクをしてても感染するときゃ感染します。
N95は液体防護性があるので通常マスクよりはいいので医療従事者には必須といえますが、
そんなこんなでマスクにもそれぞれ性能があるわけです。
じゃあ布マスク意味ないじゃん・・とか思うでしょ?
目的によります。
ウイルスを含んだ飛沫などは粒子が大きいので布マスクでも止まります。
ほら、不織布マスクでもつけてたら呼吸の湿気を吸うでしょ?
吸えば繊維は膨張しますから条件はもっと変わります。
用途次第ってことですね。
いずれにしても軽減はできます。
じゃあ、上の試験をクリアできてない中国製マスクでもいいんちゃうの?・・となりそうですが、
同じ金額を出して買うならそういう性能が担保されてるのを買ったほうがいいといえますし、
そもそも衛生面の心配が(笑
そういう不安要素が多いので正直好ましくないよなぁ・・と思います。
一時しのぎであっても一度洗濯してから使ったほうが良いように思います。
何があるかわかりませんし。
ちなみにわたしは洗濯ネットなどに入れて普通に洗濯、で、完全乾燥をして数日置いたものを再利用してます。
数回それで回したら最後に洗濯して保管箱に入れてます。
これがゆくゆくは不要なものとして破棄できたらいいなぁ・・と思ってますけどね(笑
そんな感じですが見た目同じなマスクでも性能はそれぞれです。
程度問題とはいえ、同じ金額を払うのであればそういうのを購入したほうがいいと思います。
布マスクの配布が始まってから市場に紙マスクが増え始めたという話を聞きますが、
それとは別に日本製造のマスクの供給も順次始まってきてます。
もう1ヶ月くらいしたら状況は大きく変わるかもしれませんね。
そう期待したいですね〜
…ということで時節柄、新コロナについての定番の注意点。
・密閉空間
・密集
・密接
この環境を避けるのは重要ってことで。
そして個々の対策。
・手洗い
・洗顔
・マスク
・はみがき
つまり、付着したウイルスを体内に入れない、ウイルスを出さないってことですね。
これらをきっちり続けましょう。
乗り切りましょう、緊急事態宣言期間。
取り戻しましょう、いままでの日常を。
時節柄、コロナについてのリンクを貼っときます。
下記の厚労省サイトが標準的なものになります。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
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