ぐだぐだ映画感想~「湯を沸かすほどの熱い愛」 | 映画館でぐだぐだ考えた

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今年もすでに10日が過ぎました。

 

年末年始の行事が終わってもう10日。あまりに早い。しかも今年は寒さもそんなでもなく、なんかだらだらと時間ばかりが過ぎ去っていくようで。

 

今年に入って、特に香港映画の公開が多くて、気づけばチャウ・シンチーとジョニー・トーの新作が公開されています。行く気はあるのですが、いつも一緒に映画を見ているヨメの関心がいまいち。というわけでヨメと協議の結果、新年2本目の映画として去年10月公開済みの「湯を沸かすほどの熱い愛」を見てきました。

 

これ、特に演技部門で映画賞を席巻しそうな勢いで。しかもいくつかの映画ブログで「年間ベスト」とされているのをちらちら見ていました。

 

ただ、どうも情報を集めると毀誉褒貶が甚だしい。某コラムニストがツイッターで激怒していた、なんてことも聞いていたので逆に興味がわいた次第。引き続き新宿武蔵野館で見てきました。

 

※ちなみにちょうど本日発表になった、日本で最も歴史が古い(?)映画ベストの「キネマ旬報ベスト10」の、邦画部門で本作は7位。堂々たる成績でした。

 

本格的な感想は次のエントリに詳しく書きますが、本作の感想や評価をネットで色々見ていて、一番思ったのは次のことでした。

本作の中野量太監督は、商業映画初監督作であり、43才の若手監督です。気に食わないところがあったとしても、その作品をよくこれほど叩けるなあ、というのが率直な感想です。

特に本作はいいところが多いです。そこを伸ばしていってもらえれば、次に本当に生涯ベスト級の映画を作ってくれる、そんな予感を感じさせました。

 

確かに、僕自身、自腹で見た映画の批判はしますし、大ヒットしていて評価も高い作品であればかえって辛口の感想を書くことはあります。ですが、基本は人様が汗水流して作ったものに対して一定のリスペクトをもって接しているつもりです。特にネット社会、実はリアル社会よりも怖いのは承知しています。というわけで本作に対して口汚く批判している人に対して違和感を持ったのでした。

 

というわけで、次のエントリで感想を書きます。