【那須どうぶつ王国】の続きとなります。
自然道で戻ることを決断した人間たち。
母には「1人になっちゃうのは申し訳ないけど、たぶん大変だからバス待って乗っていったほうがいいよ。」とバスで戻ることをすすめましたが、「ヤダ。大丈夫。一緒に行く。」と。。。
そうだよね、1人じゃやだよね。
ということで、3人とちびっ小僧たち、自然道へ。
緩やかな斜面に見えますが、結構急な坂道。
途中で川がありました。
昨年の夏、川へ行ったとき、あんなに怖がっていたひよりだったのに、なぜか今回は自分から進んで川の中に。
がっつり川だと怖いけど、これぐらいの川だったら楽しいのかな。
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と、写真を撮っている余裕があったのもここまで。
自然道、ナメてました。。。
1.5kmとはいえ、すごい道。
とにかく足場は悪いし、土を切り取って作った階段のようなものも高さがまちまちで、3~40cmぐらいの高さも結構あったり。
しかも、登ったり下りたり・・・。
結局、3~40分ぐらい歩き続けたと思います。
54歳の私、まじで頑張ったと自分を褒めたい。
でもそれより頑張ったのは80代の母。
「途中で2回ぐらい足が上がらなかったよぉ。」と言っていましたが、ほんとすごいわ。
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やっと戻れた王国タウン。
もうバテバテで近くのベンチで休んでいると、旦那がひよりを見て「あれ?目のところに土が付いてる。」と。
よく見ると茶色っぽいものがまぶたに付いている。
取ろうとしても全然取れない。
さらによーく見ると・・・ 虫!?
え、もしかしてマダニ!?
必死に取ろうとしてくれている旦那に「ネットで読んだことある。マダニって無理くり取っちゃいけないらしいよ。」と伝えると「そっか。わかった。でも大丈夫かな、ひより。。。」とすごく心配そうでした。
そして、すぐさま動物病院さんへ電話しました。
受付の方に「すぐに来院は可能ですか?」と言っていただいたのですが、「あ・・・、いま栃木県にいまして。。。」と私。
旦那には「安全運転で出来るだけ早く! でもほんと安全運転で!」とお願いをして、那須どうぶつ王国を出ました。
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くっついて離れなかったのは、やっぱりマダニでした。
獣医師さんによれば「予防薬を飲んでいるわんこの血はマダニに有毒で、血を吸えば吸うほど弱くなって、このままでもコロンて取れるんです。」と説明してくれました。
「でもひーはこんなの付いてたらヤダよね。」と言って専用の器具を使って取ってくれました。
そして、マダニがくっつきそうなところを確認して「処置が早かったし、予防薬もちゃんと飲んでくれているし、感染症の心配はないと思います。それとおうちに帰ったらこよみも確認してください。顔周り、耳、足全体、足の指の間とか、とにかく毛が薄いところね。」と教えていただきました。
毛が多いところはマダニが入れないらしいのと、もし見落としてしまっても血を吸い続けるとマダニはどんどん大きくなるので、絶対に気がつくとのことでした。
「それとお母さんたちもマダニが付いてないか確認してくださいね。人間の方が大変だから。。。」とも。
自宅に戻り、急いでこよみと人間たちをチェックしましたが、幸いなことに、こよみにも人間たちにもマダニは付いていませんでした。
ひよりだけごめんね。。。
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ひよりをお迎えして約2年7ヶ月、今までも草むらや大量の落ち葉で遊ばせていましたが、マダニに遭遇する日が来るとは・・・。
本音を言えば、人間的には草むらも落ち葉もイヤなんだけど、ちびっ小僧たちの楽しみをダメとは言えない。
この子たちに何かがあってからでは遅いし、後悔してもしきれない。
あらためて予防薬の大切さを実感した日となりました。