今日は、その速さって、ホントに必要ですか、ということで書いてみたいと思います。
みなさんの中で、本を読む時に速読術を使ったり、音声ファイルを聴く時に速度を上げている人もいるかと思います。
ですが、本を読んだり、音声ファイルを聴く目的は何でしょうか。
博士の本にはこう書かれています。
<引用開始>
フォトリーディングは、「内容を知らない本を読むには適さない」ということです。多くの人が読み飛ばしてしまうのは、自分にとってカギとなる情報持っていないからです。
<引用終了>
つまり、圧倒的な情報量がないと、初めての本にはフォトリーディングは出来ないということです。
では、フォトリーディングが役に立たないかというとそうでもありません。
<引用開始>
フォトリーディングは読まなくてもいい本を見つける、つまり読むべき本を発見するためのフィルターとして使うテクニックなのです。
<引用終了>
もう一つ、キーワードリーディングはどうでしょう。
<引用開始>
私の著書を読んでいる方ならわかると思いますが、スコトーマの原理というのがあります。スコトーマとは盲点という意味で、キーワードリーディングは、そのキーワード以外は目に入らなくなるスコトーマ・リーディングなのです。せっかく読書によって新しい知識を得ようと思っているのに、キーワードを使って読むと、スコトーマが余計強くなって、新しい知識が入ってこないのです。
<引用終了>
ほんとうに頭がよくなる「速読脳」のつくり方 P106,108,110
人は見たいものを見たいようにしか見ません。
せっかく新しい知識を得たいのに、速度を上げては、スコトーマを増やしてしまいます。
なので、我々凡人は愚直に一字一句見逃さないように読んでいきましょう。
知識が増えると、自然に速度は上がりますので。
また、音声ファイルは文字起こしをしてみるといいですよ。
遠隔気功師 成
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