国境はいらない、国は消滅すべきだという考えがある。
もし、それが実現すれば、結果、自由が無くなることになるであろう。
一体どういうことなのか?
Aという国があるとする。
A国は国民全員が服を着用する。
服を着用しない者は道徳に反するとして法的に罰せられる。
そして国民の98%はそれを好意的に受け入れている。


Fという国があるとする。
F国では国民全員が裸である。
服を着用する者は道徳に反するとして法的に罰せられる。
そして国民の98%はそれを好意的に受け入れている。




ではA国とF国にそれぞれ2%いる、その国の文化に馴染めない者はどうすべきか?
A国の2%は裸で生活したいという価値観の者がいる。まったくA国の価値観に馴染めなくて苦しい。窒息しそうだ。

F国の2%は服を着用し生活をしたいという価値観の者がいる。まったくF国の価値観に馴染めなくて苦しい。窒息しそうだ。


そんなときは、他国に移住して生活すれば自ずと解決する。新しい土地では快適な暮らしが待っている。
裏を返せば、“国境が無くなる”ということは、
自分に適合する別な価値観を持つ国の存在が消滅することを意味し、
全ての人間が同じ価値観を強制される、ということである。
ゆえに“自由が無くなる”のである。

