親がAという特定の宗教を信仰していると子どももAという宗教を信仰する確率が高くなる。
「これは遺伝である」
と言われたらどう思うであろうか。

話しは精神科にかわる。
一例として親は統合失調症の診断を受け通院中だ。
子どもが思春期を向かえる。
親はいつものように自分自身の悩み事を主治医に訴える。
「最近子どもが情緒不安定だ」と
そして、主治医は言う、
「今度、自分のもとに連れてきてください、もしくは、精神科の診察を受けさせてください」と
精神科へアクセスする確率は格段に上がる。
それで、思春期、生理、進学、就職等で、誰にでもある情緒不安定さを精神障害に結びつけられる。
医者は「精神障害は遺伝する」との教科書の記述に沿って、親と同じ精神障害の特定の種類の病名に「操作的診断」をおこなう。
そして「遺伝」の事例が増え、教科書の記述の基板となる「統計」が増え、理論が確固たるものになっていく。
これが「精神障害は遺伝する」の真相だ。
まことに滑稽な話しである。



親が信仰を持つと必然的に子どもも集会などに参加し信仰する機会が増える。
親の片方が統合失調症の場合、子どもに遺伝する確率は10%
両親とも統合失調症の場合、子どもに遺伝する確率は40%
親の片方がカトリックの場合、子どもがカトリックに入る確率が10%
両親ともカトリックの場合、子どもがカトリックに入る確率は40%
とでも置き換えれば分かりやすいのではないだろうか。