当研究室は骨折や靭帯の加療を高度物理療法医学で施術しております。
その為関東一円や他県から沢山の患者さんがお越しになられます。
その中でも意外と多い依頼はセカンドオピニオンです。
【捻挫による内出血】*単なる捻挫と診断すると復帰が長引きます。
上の画像の左が腓骨下端部(外くるぶし)の剥離骨折と他の病院で診断を受けました。
確かにエコーで確認しても剥離骨折は見つかりました。
しかし、なぜ当研究室に来られたかと言うと痛みが全く引かず松葉杖でやっとの思いでお越しになられました。
再検査の結果・・。
「脛骨下端部骨端線損傷」と判明しました。
【⇧明らかな骨端線の損傷】
【*左損傷 右正常】
【病院で診断された骨の隣の骨でした】
下の分類は「ソルターハリスの分類」です。
この中のタイプⅡになります。
今回の診断のポイントは
①患部に熱感がある
②圧痛が著明
③レントゲンの剝離骨折部には圧痛がない
*お母さまに何度も確認したのですが過去に捻挫したものかもしれません。
④剝離骨折部には炎症の信号がない事から
この様に病院でレントゲンやMRIなど画像検査を行っても実際に痛む場所やケガそのものがズレて診断されるケースは少なくありません、勿論しっかり検査をされての結果ですので初期検査でレントゲン検査を選択される事は間違いありません、しかし子供の骨折は成長軟骨の場合レントゲンで見つかりにくい性質もあり非常に難しいケースも多いのも確かです。
*またエコー画像は近年とても高度になっております。
【レントゲンと運動器エコーの違い】
レントゲンは森の上空からヘリコプターでどの辺の木が枯れているか見れるのに対して運動器エコーは森の中を歩きながら木を手に取って見る事ができる。
双方の良い所を合わせてみるとより良いでしょうね。
*当研究室では他の病院やクリニックの先生方と連携で診察や研究をさせて頂く先生方を募集しております。主にスポーツ疾患外傷または難疾患などです。
お問い合わせは下記メールとなります。
athletes_revival@yahoo.co.jp
たにかわスポーツ疾患研究室