小児骨折の分類に、
「ソルターハリスの分類」がある。
Ⅰ型~Ⅴ型まで
小児の骨は端がまだ完全に癒合していないので、
特有な骨折線(タイプ)を発症する。
成長に予後を残す場合があるので絶対に見落としてはいけない。
最も多いのがⅡ型である。
*骨端軟骨板の分離に骨幹端の三角骨片をともなう。
10歳以降に多く診られ三角骨片はサーストン・ホーランド(Thurston-Holland)
の徴候と呼ばれる、剪断力や引き離し外力にて発症。
【骨折保存療法:医歯薬出版より】
ここ最近は、このⅡ型が多く来院している。
【小学6年生の足首(脛骨下端部)ソルターハリスⅡ型】
治療はどうしても有窓にしてギプスを切り込み、
加療を行うのが最速で修復する手段。
Ⅴ型は完全にオペ適用となる事が多い。
今月は骨折が多く来院していますが、
夏休みの自由研究の題材にしたいと言われる事も多い、
自分の骨の修復過程を画像で毎回観察して行く・・
どうぞ、手伝いますよ・・・笑笑。