小児骨折~夏休みの自由研究に。 | 未来スターを日々診療

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総来患外傷98%(小児疾患70%)の真髄
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常識を超えた幾多の超回復を成し得て来た院長のブログ。

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(たにかわスポーツ疾患研究室)

小児骨折の分類に、

「ソルターハリスの分類」がある。

 

Ⅰ型~Ⅴ型まで

小児の骨は端がまだ完全に癒合していないので、

特有な骨折線(タイプ)を発症する。

 

成長に予後を残す場合があるので絶対に見落としてはいけない。

 

最も多いのがⅡ型である。

 

*骨端軟骨板の分離に骨幹端の三角骨片をともなう。

10歳以降に多く診られ三角骨片はサーストン・ホーランド(Thurston-Holland)

の徴候と呼ばれる、剪断力や引き離し外力にて発症。

【骨折保存療法:医歯薬出版より】

 

ここ最近は、このⅡ型が多く来院している。

 

【小学6年生の足首(脛骨下端部)ソルターハリスⅡ型】

 

治療はどうしても有窓にしてギプスを切り込み、

加療を行うのが最速で修復する手段。

 

Ⅴ型は完全にオペ適用となる事が多い。

 

今月は骨折が多く来院していますが、

夏休みの自由研究の題材にしたいと言われる事も多い、

 

自分の骨の修復過程を画像で毎回観察して行く・・

 

どうぞ、手伝いますよ・・・笑笑。