大丈夫、私は強い。
私は負けない。
私には、伝えたい想いがある。
届けたいものがある。
けどね。
「それは、強さじゃない。弱さだよ」
そう、私に教えてくれた人がいた。
泣くことを恐れていた私に。
沈んだ気持ちを必死に押し隠していた私に。
「けど、今の君は強いよ。だって、悲しい時、ちゃんと泣けるから」
「あ…」
溢れだした、それは、今まで私が隠してきたもの。
知っていて、見たくなくて、心の奥底に封じ込めてきた“本心”
「今の君なら大丈夫。前向いて歩け」
差し出された手は、少し冷たくて。
それでも、大きく、私を包んでくれる優しいその手に、私は、本当に心から笑えた気がした。
――listen to my ・・・――
自分の力、自分の中にあるものを、ただ、信じたい。
今は、それだけなんだ。
貴方の手を取った、あの日から。