🔸英語コミュニケーション講座の元受講生・Joshの海外体験談です🌍


②世界への旅を決めた経緯と準備期間(2)


 オーストラリアの給料が良いということばかり取り上げられているが、難しさは仕事を獲得することにある。

自分は5月の上旬から仕事をすることを決めたのだが結局、仕事を獲得し働き始めたのは6月の中旬からだった。オーストラリアの仕事の探し方としては、自分でCV(履歴書)を作成し、それをもって店やレストランを直接訪問し雇ってもらえるようにお願いし、運が良ければ後から電話やメールで何らかの連絡が来るというものだった。一般的には3月から世界各国から正規の留学生がやって来て店側も雇い始めているため、自分の仕事を探していたこの時期がすでに人を雇ったばかりで人が足りているというところが多く、仕事を見つけづらい時期でもあったが仕事を獲得するのは大変な道のりだった。

1か月の間に合計100件以上、120件ほど履歴書をもって訪れ、過去の経験を含めてできることを伝え、雇ってもらえるようにお願いすることを繰り返した。断られる理由としては  ”We are not hiring”の一言だが、

これだけたくさんの店に断れると、

「自分の英語力はお金をもらうに値しない」

「自分の存在価値はこれほどにも低いものなのか」

とどうしてもネガティブに考えてしまいしんどかった。

しかし旅のための資金をためるためあきらめるわけにもいかず、常に自分の履歴書を持ち歩き、友人と外食する際も会計の際には募集中かを尋ね履歴書を渡すようにしていた。

最終的には以前働いていたレストランのボスの電話番号を教えてくれた友人がおり、電話をかけてみると初めて面接をしてもらえることになった。これを逃したら次は無いという危機感もあり、面接の前日はインド人の親友に面接練習もしてもらった。

1つの懸念点としては自分が交換留学生であるため11月に帰国することが決まっており最大でも働けるのは5か月といったところだった。その対策、口実として、今は交換留学生として在籍しているが、現在この大学に正規学生として移行することを試みている最中ということにして。。。一次的に11月帰国しないといけないがビザを変更してまた帰ってくるということにした。

これは真っ赤なウソであるが雇ってもらえるためには天才的なアドバイスだった。実際に面接でもビザの種類と有効期限が聞かれたが計画通りに対処できた。


晴れて鉄板焼きのレストランでウェイターとして働けるようになったのだが、これはお金を貯めるということと自分の英語力向上に大いに役立った。ボスが台湾人であることもあり、台湾人が多く、他にもフィリピン、韓国とアジア人のみであったが日本人は全スタッフ40人ほどに対して自分を含めて3人だった。教えてもらうのも、わからないことも尋ねるのも英語になる環境はとても良い英語の練習環境だった。また時給も期待以上で、平日$28, 土日$35, 国民の休日$60であった。

働いたのは4か月間、週4日で基本的には労働時間は17:00-21:30、これだけで最終的に$9800貯まった。それに加え,店が年金として納めてくれていたsuperannuationと給料から控除されていたtaxの返金を申し込むことができ、それぞれ$1000, $800ほど返却され、目標としていた100万円を貯めることが出来た。



「留学中に働いたレストラン」


「職場はGold Coast最大の観光地、surfer paradise のすぐ近くだった。」


英語コミュニケーション講座

元受講生 Josh(広島大学)