🔸英語コミュニケーション講座の元受講生・Joshの海外体験談です🌍


①世界への旅を決めた経緯と準備期間(1)


旅をする前にオーストラリアにて9か月間交換留学していたのだが、その留学を決めた理由の1つとして、恵まれた環境の日本だけでなく、どこの国、環境でも生きていけるような精神力を持った人間になりたいという思いがあり、外国に長期間滞在することがその目標に役立つだろうと考えた。

留学先のオーストラリアは日本と同じくらいに安全で、治安という面では日本にいるかのように感じた。夜中に一人で歩きまわるのも当たり前のようにできるし身の危険を感じることがなかった。自分の中で持っていた海外のイメージと異なった。

しかし地球上には全く異なる環境に暮らす人がいることも事実であり、理解するまでいかなくとも知る必要があると思い少しでも多くの国を訪れることが今の自分にとって重要だと思った。また日本以外の国でも生きていけるようになるという目標を達成するうえで一番怖さを感じる瞬間は訪れたことのない国を訪れる時だと思う。どんな理由であれ、その地に踏み入れる経験をし、その国の雰囲気を直接感じながら自分なりのイメージを構築することで最初の恐怖を取り除くことができると思った。また自分の性格的な特徴として、新しい場所や理解しきれていない場所に不安を感じ、帰れなくなることを恐れ、先に進むことが億劫になることがある。

そこで地球を一周し何かと帰って来られるものだと自分に知らしめることで日本から離れた場所に行く際の恐怖を取り除けるとともに、日常的には未知からくる恐怖への耐性が築けると思った。また自分がこれからの人生を生き抜くだけの運を持ち合わせているのかを生きて帰って来られるかどうかで確かめよう、そういう捉え方もしていた。将来的には自分が守りたいと思える大事な人ができるであろうし、地球を回るくらいの旅で命を落とすくらいなら人の面倒を見ることなど到底できない。自分の器が最低限の基準を満たしているか確かめるとともにさらなる器、生き抜く力を得たいと思った。

 もともと留学は11月までで、自分が4年次ということもあり研究室の配属の事情で大学に復学できるのは4月からと、12月から3月の間はワーキングホリデーか海外インターンを漠然と考えていた。しかし働く、社会に貢献するというのは就職してからたくさんの時間を割くことになるため自分のために時間を使おうと決めた。また留学中も学生ビザで労働が許可されているのだから、これを利用することによってワーホリで経験することを留学中に得られると思った。またオーストラリアでの給料は高いと評判であることに気付くと世界を旅することが最適な過ごし方だと思い決意した。


つづく。。。


「留学中1番のお気に入りの場所。本を読んだり日記をつけたり1人の時間をここで過ごした。」

「友人たちとハイキングに行った時」

英語コミュニケーション講座
元受講生 Josh(広島大学)