大学院を修了後、5ヶ月間のカナダワーホリに行って参りました、Izzy (英語コミュニケーション講座リーダーOB) と申します。


これまでヨーロッパやアメリカ、アジア諸国を訪れたのですが、カナダのバンクーバーではそこまで異文化を感じることは個人的に少なく、とても居心地のいい国だなという印象を持ちました。きっとそれは多国籍国家であるカナダの多文化・他言語を尊重する気持ちが大きいからこそなのかなと思います。


そんなカナダに魅力を感じ、将来カナダで生活してみたいと思っている方もいらっしゃるかもしれません。なので、今回はバンクーバーで生活する上で大事な家探しと仕事探しについて、事前にこの情報知っていれば良かったなぁと個人的に思ったことを少し共有します。


○家探し


私はダウンタウンから離れた古い家の一室を借りました。それでも値段が月800カナダドル  (約8万8千円) です。ほんとに家賃が高いです。納得して入居したのですが、二階に住む子連れ家族の騒音、冬の暖房が効かない部屋、暖房から出る不快な音など、住んでみないとわからないことが結構ありました。

なので、これから海外でお部屋を探すときに以下の点を確認しておくといいかもしれません。


  • 冬の暖房の効きをルームメイトや前の住人に聞く。(特に古い家):

バンクーバーでは、暖房機器1台で家全体の温度を調整しているところが多いです。そのため暖房機器から一番離れた部屋などは暖房の効きが悪い場合があります。なので、その部屋の前の居住者と連絡が取れるなら暖房の効きについて聞いておいた方がいいです。冬のバンクーバーは十分寒いので、暖房が効くかどうかは本当に大事。


  • 騒音について事前に聞けるなら聞いておく:

ルームメイトと会って日中や夜の家の様子等を聞いておくと住んだ時のイメージがつきやすいです。


  • 家のルールが厳しいかどうか:

お風呂のお湯は10分間だけ使える、22時半以降お風呂は入れない等のお家ルールがありました。塵も積もって日々のストレスになるかもしれないので、自分が許容できるかどうか事前に検討した方がいいと思います。


○仕事探し


もう一つ、私自身掛け持ちの仕事を探すときに結構苦戦したので、あえてここでは現実の厳しさを伝えさせてもらいます。


バンクーバーで仕事探しをする際には、英語力はある程度必要だと思います。仕事を選ばない方は運が良ければキャッシャーや皿洗い等の仕事はできるかもしれません。しかし、特に英語環境で働きたかったり、お客さんとコミュニケーションをとったりしたい方は、英語で自分の意見を伝え、聞いて理解する力はつけておく必要があると感じました。なぜなら、みなさんが一緒に働いたり、応募時に比較されたりする相手は、ネイティブや英語がペラペラな留学生かもしれないからです。


また海外では特に経験が重視されます。例えばサーバー希望なら、サーバー経験1年以上必要など日本食レストランの募集要項に書かれてありました。もし何かその国でやってみたい仕事があるなら日本にいる間に挑戦して少しでも経験しておくと雇われやすくなると思います。(もちろん初経験でも雇われる可能性はないとは限りません。)


さらに秋〜冬はオフシーズンなので、仕事探し思った以上に難航します。知り合いの紹介、ウェブサイトで応募しまくる、直接レジュメを持っていく、全てを駆使して頑張ってみてください。その際、精神的な安定のために2〜3ヶ月分の生活費は手元に持っておくといいと思います。



以上がバンクーバーで生活してみて私が学んだことです。皆さんの参考になれば幸いです。




英語コミュニケーション講座
元サポーター
山本いくみ