コミュニケーション講座講師のStacyの初めての海外留学体験記 Part 3 です。
初めてのホームスティ
長旅を経て、やっとのことでマルタ共和国バレッタに到着しました。
ホストファミリーが笑顔で迎えてくれました。またハグもしようとしてくれましたが、恥ずかしさとどうしたら良いのかわからず戸惑ってしまいました。
今思えばあらかじめマルタの人々がどんな文化を大切にしているなどと調べてきたらよかったと感じましたが、何度もkisses&hugsをする中でどんどん慣れていくことができました。
コミュニケーション講座内でもあるように、非言語で相手の距離を縮めたり相手の文化を知っておくことの大切さを当時感じていたのを覚えています。
分からないことはきちんという大切さ
ホストファミリーとの生活が始まり、最初は拙い英語の中でも色々なところに連れて行ってくれたり食事も準備してくれたりと温かいファミリーとの関係は良好でした。
しかし、ある日荷物が多くて友人に運ぶのを手伝ってもらうためにうちに友人を入れたことがありました。
私は
Make sure you don't let other people come into our house without permission.
と家の壁に紙が貼られていた言葉の意味がわかっていなかったのです。
ホストマザーが帰宅し、大声で叱られました。いつも優しくわからないことはないか?と質問してくれていたのに、ないがしろにしてしまっていた自分に大変反省しました。
また、わからないことをきちんと声に出して確認することは恥ずかしいことはない。また、トラブルを防ぐためにもなんでもYES!と言わないことの重要性を感じた経験でした。
講座内のアクティビティにもあるSaying No is important!は、断るときだけでなくわからないときに伝える力をや養うのにも使える重要なスキルです。
15カ国の仲間が集まる学校生活
クラスには、トルコ、ロシア、イタリア、リビア、韓国、中国、ウクライナ、スペイン、フランス、ドイツ、エジプトなど多様な国籍の仲間がいました。
毎日クラスで行われるディスカッションでは、圧倒されて全く何も言えずWhy do you keep quiet?と言われたり、Any idea?と聞いてくれるクラスメイトにもI don’t know .しか言えずどんどん輪に入れなくなってしまい自分の殻に閉じこもってしまいました。仲間からもStacyは何も言わない人だと思われていたことでしょう。
どんどん疎外感を感じる状況に悩みましたがせっかく色々な国の人々と触れ合い文化を学びたい、友達を作りたい、英語が話せるようになりたいと思っているのに、自分がその目標と真逆の方向に進んでしまっている気がしてなりませんでした。
そこで支えてくれたのは、今でも連絡を取っているトルコ人の友人です。
大丈夫?と頻繁に気にかけてくれたり一緒に勉強しない?と誘ったりとわたしに手を差し伸べてくれました。
その優しさに心が揺れ、自分を奮い立たせることができました。
毎日、その日に習った単語を必ず会話の中でアウトプットしてみたり、翌日学校で行うであろうテキストのページの内容をチェックしておくことでどんなことを話してみようかなと考えてみたり。
クラスに出席することに対して前向きに捉え、クラスでも自分の意見は一日一回は必ず発言することで、英語を話すことへのハードルがどんどん下がっていきました。
単語だけでもいい、細かい文法の間違いを気にして話せないならとにかく発話してみる。伝えたいという気持ちを大切に自分の行動を改めました。
また、英語が通じないのはわたしの発音のせいだとばかり思っていましが、大きな声で自信を持って話すことを実践することで、驚くほど自分の言いたいことが伝わるようになりました。これも講座内にある発音のアクティビティに繋がる重要なポイントだと思います。
そのように、学校生活を送る中で最近自分の意見をたくさん言っていてかっこいいよ!と先生やクラスメイトから言ってもらうことは忘れないほど嬉しかった出来事です。その頃から多様な国籍の友人を増やすこともできました。
まとめ
一歩踏み出すその勇気こそが自分を変えることや成長させることの第一歩であり、視野を広げてたくさんの学びを得ることができます。
Kisses & Hugs
Saying No is important
発音
など、講座と繋がっているポイントが今となっては一本の軸となっており、これからはさらに異文化コミュニケーションを学び続けると共に、伝えていく人でありたいと感じました。
英語コミュニケーション講座
担当講師 Stacy