コミュニケーション講座講師のStacyの初めての海外留学体験記 Part 2 です。
初めての一人海外
一人で海外に行ったことがなかった当時の私。
乗り継ぎの仕方も分からないことから、出発前はちゃんとUAEドバイとキプロス共和国という、当時はピンとこない名前の場所で飛行機に乗れるか心配でいっぱいでした。
何度も家族に乗り継ぎの仕方を聞いたり頭の中でシミュレーションはしていたものの、ドバイの空港は思っていたよりも大きくて、どこに進めばいいのか全然わかりませんでした。
アラビア文字の看板がたくさんある異国情緒あふれる雰囲気に、自分の英語力に自信がないなどとはいっていられないと感じ、「乗り継ぎのゲートにはどういったらいいのか」「どうしてフライトが遅延しているのか」など単語や、ジェスチャーを駆使して、半ば変な汗をかきながら空港中を彷徨っていたのを覚えています。
ゲートを見つけて一安心し、近くのアラビアデザインのアクセサリーなどをみていると100DHなどと書いてありDH=ディルハムということが分からずHow much?と店員に聞いても100DHを指差しています。DHは通貨だと分かっても1DHがいくらかなど検討もつかないので当時、1DHは米ドルに換算していくらなのか聞き方が分からず、メモを使って質問してみました。(当時はスマホもなくインターネットも翻訳機も使えない時代でした。)
支払い時には、クレジットカードでどの通貨で支払うのか指定する必要がありました。それを知らなかったため、会話の内容を推測することができませんでした。
そんな中でもマルタまでの道のりはまだまだ遠い。グッと堪えてドバイからキプロス共和国のラウナカ行きの飛行機に乗りました。
当時からの憧れだったエミレーツ航空に搭乗する中で、アナウンスを聞くだけでも新鮮でした。全部を聞き取ることはできなくても単語をつなぎ合わせたり、想像力を働かせたりしました。中でも印象的なのは日本の航空会社にはないクルーの国籍を紹介していたことです。
10数名のクルー全ての国籍を搭乗のアナウンスで紹介していることに多様性を尊重していることや、たくさんの国の人が一緒になって働いている姿に感動しました。
日本人客室乗務員がおらず不安でいっぱいだったものの、機内で何度も話しかけてくれるクルーや、クルー同士で和気あいあいと話しながら仕事をしている雰囲気が良くて、それが外資系の航空会社で働きたいと思うきっかけの1つになりました。
客室乗務員になりたいというとユニフォームを貸してくれたり、たくさんのアドバイスをくれたりしたクルーの人たちの優しさにも感動したと共に、自分からこれがしたい!とかこうなりたい!というように発信していくことこそが新しい道を切り開き発見することに繋がると感じました。
次回のブログに続きます。
マルタの青の洞門 ブルーグロット
英語コミュニケーション講座
担当講師 Stacy