前回に引き続き、韓国の旅の様子をStacyが語ってくれます。

 

韓国の人々の優しさ

ホテルに到着して、あいにくの雨天でしたが明洞に行ってみました。久しぶりの明洞は観光地のため、日本語が話せる人もいましたが思ったよりも韓国語での会話が必要な場面がありました。

 

たった1日でも「7番出口はどこ?」「~はありますか?」など単語をつなぎ合わせて韓国語で会話をしてみることができるようになっていくごとに、以前初めて英語や中国語が通じた時のような、「伝わった!嬉しい!」という思いが込み上げてきました。

 

どこですか?と聞けても、説明がわからない時には가자」(行こう!)と目的地まで連れて行ってくれたり、私たちの代わりに電話をかけてくれたりと、親切な人との出会いに恵まれました。Google Mapだけでも正直目的地には辿り着ける人が多いと思いますが、相当方向音痴な私には嬉しい限りでした。

 

どうしても迷ってしまったり、雨の中どこにいけばいいのかなど、こちらから積極的にコミュニケーションを図ることで一緒にスマホで考えてくれたり、案内してくれる道中でのたわいのない会話などから改めて、言葉や文化を超えてつながる温かさを感じることができました。

 

 

景福宮(キョンボックン)にて

賑やかで近代的なソウル内にある600年以上前から残るソウル最初の王宮。景福宮(キョンボックン)に足を運びました。

 

景福宮には朝鮮時代の代表的な建造物である慶会楼(キョンフェル)や香遠亭(ヒャンウォンジョン)の池が現在でも残っています。景福宮は五大王宮の中でもかなり大きい規模を誇る王宮でもあるため、多くの国からの人々がいました。

 

肌で異文化を尊重する大切さを知ってもらいたいと思い、娘に朝鮮時代からの大切な文化の1つであるチマチョゴリを着せていきました。

 

景福宮には同じようにさまざまな国の人がチマチョゴリを着ていました。

そのことがきっかけで韓国はもちろん、多くの国の方と話すことができました。

 

韓国人が一緒に写真を撮ろうと言ってくれたり、イスラム圏の女性と旅の情報共有をしたり、インドからの人々と一緒に美しい建築を見たりすることができました。

 

多様な人々が、1つの文化に興味や関心を抱きそれを違う文化の者同士が共有し合うことができたとも感じます。

 

すれ違う際にも「そのチマチョゴリ素敵だね!」「似合っているよ!」などと気さくに言葉を掛け合う様子も娘にとっては自然な様子でした。

 

「みんなとたくさん話せると楽しいね。」そんな些細な言葉から人と人との関わりを楽しんでいるようで大変嬉しく思いました。

 

広蔵市場(クァンジャンシジャン)

100年の伝統を誇るグルメ市場である広蔵市場にも行きました。市場独特のローカルな活気が楽しめました。

景福宮で話した韓国人おすすめの豆のチヂミ(ピンデトク)をまず食べてみようと屋台にいきました。たくさんの屋台の中から席を探して注文するスタイルです。この際にも韓国語で注文することに挑戦しました。

 

 

片言であったり、単語だけ、またはボディーランゲージでも伝わることを再認識しました。

ローカルの人が食べているものを見て、同じものを食べてみようと追加で注文してみました。

 

ローカルな屋台で食事や雰囲気を楽しんでいると、屋台の隣の席に欧米の人たちがいました。

 

注文の仕方が分からない様子だったので、私も初めてきて何とか注文できたレベルでありましたが、Do you need any help?と話しかけることで彼女たちの分の注文もしてみました。

 

 

そこから屋台で一緒にソジュを飲んだり旅の話をしてスペイン風の乾杯や韓国の乾杯の仕方などを話しながら楽しく賑やかな時間を過ごすことができました。

 

簡単なスペイン語"Hola, ¿cómo estás?"や¿Cómo te llamas?など相手の国の知っているフレーズを使うだけでも一気に心の距離は縮まり、韓国にいながら他の文化にも触れることができたことは本当に嬉しいことです。

 

シャイだった娘も知っている英語の単語を話したり、サムアップをしたり段々とコミュニケーションをとろうという姿勢に変わり短い時間ではありましたが、彼女にとっては大冒険のような大きな経験になったことと思います。

 

これからも

これからも、語学だけではない異文化を感じて世界に目を向ける。国境を超えて友達を作る楽しさを感じていける楽しさを自分だけでなく娘、また学生など全ての関わる人に伝えていける存在でありたいと思う旅となりました。いつまでもこの気持ちを大切にしたいと思います。

 

 

 

英語コミュニケーション講座 担当講師

Stacy