日本に来て間もない海外の方とお話しする機会がありました。日本語ができないこの人は英語でコミュニケションを取るしか手段がありません。その方の見た日本は

 

「日本人は親切だ」

「日本は安全な国」

 

と素晴らしいコメントをいただきました。日本人として国や国民性を褒められるのは嬉しいものですが、その一方で具体的にはどんな体験からこのような印象を抱くのか気になり、さらに質問してみました。

 

するとこんな体験をしたとのこと。

  • 自転車のチェーンが取れてしまって、道路の横で修理していると人が止まって声をかけてくれた
  • 知り合いになった方が車から身を乗り出して手を振って声をかけてくれた
  • 1人で歩いていると気軽に声をかけてくれる人がたくさんいる
  • 庭仕事をしていたら何度も戻ってきて、様子を伺いにきてくれる人がいた

日本人のきめ細やかな心遣いや、困っていそうな人に手を貸そうとしてくれる姿にとても心打たれたのだそうです。

 

それを聞いて意地悪な私は

 

「こういうことって他の国でも起きるんじゃないの?」

 

と思いました。けれども彼曰く日本という英語が母国語ではない社会で、日本語を話さない彼に言葉なしでここまで尽くしてくれる日本人の優しさや国民性に感銘を受けたのだそうです。「言葉のバリアで困るかと思っていたが、その反対だった」とのこと。

 

共通の言語の有無に関わらず、コミュニケーションを取ろうとする心や優しさは伝わるのだということを改めて感じたお話しでした。

皆さんは海外の方を見かけたらどんなふうにコミュニケーションを取りますか?

 

英語コミュニケーション講師

Mitsi