少し前になりますが、年末年始、私は家族と一緒にタイに行ってきました。

 

 

タイのプーケットではビーチで家族・親戚と一緒にのんびりすることを目的に出かけたのですが、旅行中には意外な出会いや発見がありました。

 

 

一番の驚きは「ロシア人観光客の数」です。肌感覚で言うならばロシアからの観光客はプーケットでは半数は超えていたのではないかと思います。どこに行ってもロシア語が聞こえてくるし、参加したツアー旅行もガイドさんがロシア人、参加者も私の家族3人を除いては全員ロシア人でした。

 

今回利用した宿泊施設にはロシア人観光客がたくさんいて、年齢層も若いカップルや家族連れが多く見られました。そんな環境で、私の息子2人(17歳と19歳)は同じホテルにいたロシア人の男の子たちと意気投合し、ビリヤードに興じたり大晦日イベントに行くなど、すっかり仲良しになり、帰国後もSNSを通じて交流しているようです。

 

 

ニュースで毎日のようにロシアやウクライナの様子が報道されていますが、その様子を見聞きするとき、皆さんはそこに住む人たちのどんなイメージを思い浮かべますか?紛争の様子やそこに住む方達の悲しい涙を思い浮かべるでしょうか?

 

ニュースで取り上げられている画像は国全体のうちのほんの一部です。そして同国内では、日々の生活をこれまでと同じようにこなしていて、中には海外旅行でタイに遊びに来ている人もいる。そして息子たちはそういった同年代のロシア人の方と交流する機会にタイにいながらにして恵まれました。ロシア人のお友達ができた息子らは、これからロシアという名前を耳にしたときに、これまでとは違うイメージを持って見聞きするのではないかと思うのです。

 

アティーナ代表 鈴木カオル先生は「友達のいる国の人と戦争したいとは思わないでしょ?」とよくおっしゃいます。私も息子らがグローバル社会の将来を考えるときに、ここで体験した友情や楽しかったこの1週間のことを思い出してほしいと切に思っています。

 

英語コミュニケーション講師

Shelly