今日は「シドニー異文化体験プログラム2022に参加した感想」の第二回です。次への目標へ向かう原動力をシドニーでの体験を通じて得たことを書いてくださっています。

 

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「実際に来なければわからなかった」

 

このツアーを通して最も印象に残ったのは、「実際に来なければ分からなかった」ということです。例えば、義務教育などでオーストラリアが多民族国家であることは知っていましたが、実際にシドニーを訪れて様々な人種を見かけ、多様な言語を聞き、世界各地の料理店を発見しました。あらゆる文化が違和感なく入り混じっているこの多文化社会がこれほど素敵なものなのかということは、日本に居たままでは分からなかっただろうと思います。また、インターネットで検索すればシドニー各地の写真は簡単に閲覧することができますが、自分の力で足を運んで得た感動を知ることはできません。実際に訪れることで、潮風や波の音、その土地特有の空気など、五感を最大限稼働させて感動を味わうことができました。

 

そこから私が学んだのは、「実際にやってみなければ分からない」ということです。私は、何に対しても事前の思い込みが激しい性格です。例えば、「これはきっとこうだろう」「あの人はきっとこう思っているだろう」というような考えに陥りがちです。さらに悪いことには、それらの考えはネガティブなものが多いので、ためらって実際に行動に移すまでに時間がかかってしまいます。しかし、今回のツアーを通して挑戦してみなければ分からないということを痛感しました。もちろん、後先考えずに行動するわけではありませんが、行動を起こす前に憶測で考え込んで躊躇するのではなく、何事もまず挑戦してみようと思えました。

 

 

広島大学

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