アティーナでは English for Academic Litening and Discussion講座をご提供しています。アカデミックな環境で必要となるリスニング力やディスカッション能力を強化するためのクラスです。現在は東京大学と京都大学で本講座を展開しています。

 

前回は講座内で積極的に行っているディスカッションについてお話しました。今日はこの講座のアカデミックリスニングやノートの取り方についてのお話です。

 

 

コロナの制限が緩和され、学生時代に留学を、と考える方がまた増えていると聞きます。慣れ親しんだ環境を離れ、異なる環境と言語で、異なるバックグランドを持つ友人と学習を体験することは一生の財産となります。

 

英語で学習する環境に留学したとします。そうすると当然ながら英語漬けの学生生活になります。中でもアカデミックな大学や大学院などへの留学を決めた場合、専門知識を英語で読み聞きし、それを理解・消化した上で課題や自分の意見をまとめるといった作業を行います。しつこいようですが、全て英語です!その技術は一夜にして身につくものではありません。

 

そこで本講座では、英語でのメモの取り方、聞くときのコツを指導し、練習していきます。

 

一例を挙げると、授業で先生のレクチャーを聞きながらメモを取るとします。英語で内容を理解するだけでも大変ですが、その英語の中から自分のレポートに必要となる情報をより分けていく作業も同時に行っていく必要があります。もし全ての情報をメモにしていくと莫大な量になります。そんな時に、情報を探すための「キーワード」となる言葉に注意を払いつつ情報を探し、書き落としていくのです。そういった情報を本講座ではご紹介し、練習します。

 

遠い昔になりますが、私自身アメリカの大学院に留学をしました。メモの取り方は大の苦手で、クラスメートにノートを見せてもらったり、クラスのレクチャーを録音するなど、様々な手を打ちましたが、4年の大学院生活の最後までメモを取るコツをうまく掴むことができず大変苦労しました。この講座で提供しているメモを取るためのヒントを当時知っていたら、私の留学生活はもう少し余裕があったかもしれません!

 

2週に渡りEnglish for Academic Listening and Discussionの講座で練習しているディスカッションやアカデミックなリスニングやメモの取り方などについてご紹介してきました。

 

今やインターネットを通じて世界がぐっと近くなりました。英語を使うのは留学した場合のみに限られません。今後大学を卒業後に英語でディスカッションをする機会もあるでしょう。英語ができます、だけではなく、英語ロジックに沿った意見のまとめができる人、聞いた内容を端的にまとめ自分の意見へと展開していくことのできる人材が今後増えていくよう、願っています。

 

英語コミュニケーション講座

Shelly