2度目の留学で、大学を4年間やり直し、アメリカの国家資格であるアスレティックトレーナー (スポーツ選手の怪我の予防や手当をする仕事) の 資格を取得。大学の一部リーグでインターンをした後、アメリカへ残りたいという理由だけで大学院へ進学。我ながら理不尽な理由だと思いながらもなんとか修士の学位をもらい卒業。

 

卒業が決まったのがギリギリだったので、就職活動も人より遅く始め、なかなか就職が決まらな かった。更に輪をかける様にその年はアメリカ人でも就職が難しい年だった。F-1という留学生ビ ザで滞在していた私の就職活動リミットは卒業後3ヶ月まで。その間に就職が決まらないと、アメ リカにはこれ以上は滞在が出来ない。速攻帰国になってしまう。就職活動が留学生にとって不利なのは、就職にはH-1ビザが必要になってくる。これはいわゆる就労ビザで、就職先がスポンサー になってくれないと取れないビザ。ビザのスポンサーになるには、申請費用の他に申請する為の弁護士費用等がかかるため留学生を雇うにはアメリカ人を雇うよりお金がかかる事になるので、簡単にはスポンサーにはなってもらえないのが通例である。

 

アメリカの就職事情はこれ位にして、就職活動には苦戦した。私の就職希望先は大学。大学のア スレティックトレーナーとして働くために、手当たり次第応募した。既にインターネットで応募が 主流になっていたので、求人を見つけてはひたすら応募フォームに打ち込む作業。今となっては何校応募したのか全く覚えていない。条件や大学のレベルはまず置いて、「就職がしたい」一心で色々探した。一つ覚えているのが、日本人スイマーが高地トレーニングを行っている大学は 電話面接までしたが仕事がもらえなかった。私自身がスイマーなので、スイマーとして興味を持っていた大学では働く事は叶わなかった。

 

アメリカ就職の話はまた次回に続きます。

 

写真 2005 ミネソタ州立大学在学中、アメリカンフットボール部で実習中

 

2007 ペンシルバニア州にある大学でインターン・アスレティックトレーナーとして働いていた 時 ソフトボール部の遠征試合でルイビル大学(ケンタッキー州)にて

 

英語コミュニケーション講座 山口大学担当講師

Dakota