英語コミュニケーション講座は年末のこの時期に終了を迎えます(大学により終了時期が多少異なります)。つまり講座生とのお別れの時期なのです。さらには1年間講座を一緒に作り上げ、サポートしてくれた、サポーターたちとのお別れの時期でもあります。

 

1年間一緒に講座を準備してきたサポーターたちが成長していく様子を見るのは、講師にとって何よりの喜びです。来年度も継続してサポートくださるサポーターもいれば、学業に励むため講座を離れていくサポーターもいて、様々です。講師とサポーターの関係は講座生との関係ともまた違っていて、一緒にいる時間が長い分、このお別れの時期になると、母親のような気持ちで彼らの今後の成功を祈ります。

 

日本では卒業式や人生の節目は涙のお別れの時期と捉えがちですが、私の体験では、アメリカの大学院の卒業式も、ニュージーランドで迎えた子供たちの幼稚園の卒園式でも、涙を見たことは一度もありません。これも一つの異文化体験なのでしょうが、それでも私は"a Japanese at heart"なのか、やっぱりこの時期はしんみりしてしまいます。

 

本講座を終えて人生の次のステップへ進む彼らにエールを送ると共に、彼らがいつでも気が向いたらふらりと立ち寄ってもらえるような雰囲気を来年も講座で作っていきたいと思います。

 

香川大学では週1回、サポーターたちと一緒にランチを食べながら講座の準備を行ないます。

 

香川大学 英語コミュニケーション講座担当講師

Shelly