元サポーターのKotaです。前回に続いてシドニーツアー編~カンボジアを添えて~です。英語講座で参加したシドニーツアーが僕にとってドキドキの初海外でした。そんなドキドキのツアーは班行動だったのですが、幸運にも(?)僕の班は班員全員が方向音痴の班でした。(付き添いの大人たちにとっては不幸だったようです)

 

 なぜ幸運なのかというと、ツアーがスマホのマップは使わずに目的地にたどり着くというルールだったため、道がわからない時には現地の人に道を聞かなければならなかったからです。方向音痴が集まった分、他の班より現地の人に話を聞く機会が増えます。その分語学学習の機会が多く得られるというわけです!(エッヘン!)なのでこの一週間程のツアーで、2年分くらいの “Excuse me?” を使いました。(笑) ただ、それだけ “Excuse me?” を連発したおかげで、ツアーも半ばになると、自分の中での、海外で人に声をかけるハードルがめちゃめちゃ低くなっていました。アボリジナルの歴史について街を散策しながら学ぶ時間があったのですが、その際に僕がガイドさんに色々聞いていると、講師のEmmaが「Kotaは積極的に話しかけていていいね!」と言って下さいました。それがうれしくていまだに覚えているのですが、多分それはそこにたどり着くまでに ”Excuse me?” を言いまくって海外でのコミュニケーションに自信がついたからだろうなと感じます。そういう意味で、班員全員が方向音痴というのは僕らにとっては幸せだったんです。(笑) ただ、なにか危ない目にあう可能性もあったわけで、あくまで結果オーライということは胸に刻んでいます。

 

 そしてタイトルにもあるように、僕はその後、カンボジアに飛びました。半年間ではありましたが、僕にとっては初の長期海外でした。ただこのカンボジア、ただの留学ではなかったんです。元々はカンボジア人が通う日本語学でボランティアをするという目的があったのですが、出発の半年ほど前に色々あってその話が流れてしまいました。それでも気持ちが既にカンボジアだった僕は、英語講座でつけた自信も背中を押してくれ「行けば何とかなるやろ」と、アパートだけ抑えてとりあえず飛び出しました。なので正確には留学ではないんです。(笑) ただ、飛び出した先で “Excuse me?” しまくり、わらしべ長者のようにご縁が繋がり、滞在3か月目くらいにはなりましたが別の日本語学校でインターンができるようになりました。(それまでは現地の人とゴミ拾いしたり、村で子どもと遊んだり、知り合った同世代のカンボジア人と遊んだりしてました。)

 

 この話を人にすると、12割、「行動力」という言葉を頂きます。英語講座やシドニーツアーの中で重ねた ”Excuse me?” が身になったのだと嬉しく感じます。みなさんも是非、シドニーツアーで、“Excuse me?” しまくってください。今からは想像し得ない面白い未来と出会えるかもしれません。

 

2016年9月。シドニーツアーの様子。自身は真ん中

 

香川大学 Kota

(2016年 講座受講、2017年サポーター)