前回に続き、学習戦略の立て方のお話です。今回は「目標期日」の設定についてです。

 

留学や就職のために学習する人は、具体的な期日を設定できますが、それ以外の目的で学習する人は。「いつか、近い将来、そのうち」など漠然とした表現で終わりがちです。ただし、これでは、ついつい怠けてしまったり、のんべんだらりと時間ばかりかけてその時間数に満足して、結果的には期待したほど実力がつかないということがよくあるのです。本当に「使える英語」を身につけたいなら、学習は計画的に行わなければなりません。「長期目標」とともに「短期目標」も考えましょう。

 

奮起して頑張るためにも、そして挫折しそうになった時、自らのお尻をたたくためにも、「〇〇年○月までに」と具体的に期日を設定することが大切です。目標を達成した時点の自分をイメージしながら、期日を決定しましょう。

 

皆さんの期日はいつですか?長期目標(5年?10年?20年後?)の先にある自分はどうなっていたいでしょうか。短期目標(1ヶ月後?年内?半年後?1年後?大学卒業後?)の先にある自分はどんな素敵な顔をして英語を話しているでしょうか?

 

 

『悩めるあなたの英語学習カウンセリング』より

鈴木カオル 編著

伊藤健一 監修

丸善株式会社 出版