前回の続きです。

 

先週の記事:

「シドニーオンラインツアーから得たもの その1」

 

SteveはNSAの会長さんで、みんなから好かれています。彼がとてもフレンドリーで、かつ気を配るのが上手だからでしょう。NSAのグループに入ってすぐは、UNSWの生徒ではない私がチャットやグループ通話に参加してもいいのかわからず、ためらっていました。そんな時Steveは「いつでも参加したいときにしていいよ!なんならCathyがグループ通話始めてもいいよ!」と何度も言ってくれました。そのおかげで今では、NSAの活動(オンラインお絵描き大会など)に、参加したいときに参加し、メンバーが言っていることにリアクションを積極的に取ることができるようになりました。彼はユーモアもあって、私がチャットに参加したときには“A wild Cathy popped up(野生のCathyが飛び出してきた!)”と、某有名ゲームの台詞のように面白おかしく反応してくれたりします。彼は、私のフォローもしてくれるので、彼がグループチャットにいるととても安心します。彼に出会えたこと、彼がNSAのグループチャットに誘ってくれたことに、とても感謝しています。Thank you, Steve!

 

AdaやSteveと話す前は、「英語ネイティブの前で間違った英語を使ったら、失礼にならないだろうか…」と不安でした。しかし、彼らと話していると、正しい英語を使おうという意識よりも、もっと話したい!伝えたい!という思いの方が勝ちます。日本語でも英語でも、相手の話に対するリアクションや自分の感情を伝えることが、楽しいコミュニケーションのために一番大事なことだと思うようになりました。彼らと話し始めて2か月ほど経ち、正しい英語を使うというよりも伝わる英語を使って、会話を楽しもうという意識に変わりました。

 

彼らと出会えたきっかけが、オンラインシドニーツアーでした。参加する前は、オンライン留学よりは実際に留学するよりも得られるものが少ないのではないかと考えていましたが、そんなことはなく、むしろ、オンラインならではの良さもありました。オンラインでは、対面時よりも話している人に注目しやすく口の動きをよく観察することができる、相手の言っていることが聞き取りにくいことがあるからこそ、相手が何を話しているか聞き取ろうとする・相手に頑張って伝えようとする力が身につく、というメリットがあると思います。「はじめまして」がオンラインで、対面で彼らに会えていないからこそ、チャットや電話で彼らとコミュニケーションを取って、彼らのことをもっと知ったうえで、対面で会いたい!という思いが、私の今の英語学習のモチベーションとなっています。

 

このオンラインツアーは、これからも英語を学び続けるモチベーションとなる様々なプログラムがあり、きっと未来の参加者にも良い影響を与えることでしょう。彼らが素敵な経験をできるように、祈っています。

 

シドニーの街の様子 

(Thanks to: Photo by April Pethybridge on Unsplash)

 

広島大学 講座生 Cathy